【学校】今日はブータンの「先生の日」
こんにちは♪
今日5月2日は、ブータンではとても大切な、
第3代国王さまのお誕生日&先生の日
(The Birth Anniversary of Third Druk Gyalpo / Teacher's Day)
※Druk Gyalpo =The king of Dragon / 雷龍王
です。
このブログでも何度か触れてきましたが、
ブータンでは、王様がとっっっても敬愛されています。
ブータンの国旗には、龍が描かれていますが、
龍の国の王様、ということで、ブータンではDruk Gyalpoと呼ばれています。
今日は、ブータンの第3代国王様のお誕生日 兼 先生の日。
(現在の第5代国王さまは、イケメン国王さまとして日本でも知られていると思います。
昨年10月の令和天皇陛下の即位の礼の際にも、美人なお妃さまと、王子さまとともに来日されています。
現在の王様一家のことは、またあらためて記事にしますが、
第3代国王さまは、現在の国王さまのおじいさまにあたります。)
●なぜ、国王さまのお誕生日が先生の日なの?
Jigme Dorji Wangchuck (在位1952-1972)
(ジグメ・ドルジ・ワンチュク第3代国王)
※ブータンはワンチュク王朝、王様はすべて「ワンチュク」という名前がついています。
それまでほぼ鎖国していたブータンが、この時代に国際連合への加盟を果たしたり、
国民議会を設置したりと、現在のブータンの礎を作ったと言われています。
そんな国王さまが、重要視していたのが教育。
1年間、イギリスに留学していたというご経験もあり、
ブータンを発展させるためには教育のシステムを整えることが不可欠だと考え、
イギリス式の教育をブータンに広めるため尽力されたのだそうです。
そんな国王さまのお誕生日は、教育に従事する先生たちへの感謝の日、となり、
盛大にお祝いされています。
生徒から先生への感謝を伝える日、という意味合いが強いと感じました。
●先生の日の過ごし方(2019年のもの)
AM8:30
先生たちが集合、生徒に導かれてホールへ
男性が着用している白い布はカダルと呼ばれ、王族に関係する行事の日や目上の方がいらっしゃるときなど、着用することによって尊敬の意を表すものです。
生徒たちの歓迎を受けて、ホール内へ
~AM12:00くらいまで
ひたすら生徒のダンスプログラムを鑑賞
こんな感じで、先生たちは座りながら鑑賞。
飲んだり食べたりしながら生徒のパフォーマンスを観ます。
別の機会でいただいたものですが、これがモモとティーです。
ブータンではド定番!
お祝いのケーキも出てきます!
(え、色がすごいって?? もっとすごいのも、ありますよ〜笑)
小学校と中・高の校長先生同士で食べさせあいっこ!
ホール内は生徒たちによってデコレーションされています。
こちらは各クラスのTeacher’s dayのデザインを見て回る先生たち。
スタッフの写真を額縁に入れたもののお披露目
先生たちで記念撮影。
先生の日は、ふだんのゴとキラ(伝統衣装)よりもちょっとだけゴージャスなものを着ています。
記念撮影のあとは、ランチ!
そして、ランチ後いったんそれぞれの家に帰り、
また夕方にホールへ集まります。
PM5:00〜
生徒のプログラムのお返しに、先生たちからダンスのプレゼント
ブータンのダンスや、
そして日本!
ソーラン節もやりましたよ!
※ブータン人は、ダンスや歌が本当に好きです。大好きです。
学校行事でも、何度もダンスショーがあります。
お時間があったらこちらも読んでみてください。
PM7:00〜
Lucky Dip ナンバーくじ
引いた番号ごとに、何かしらの景品が当たります♪
校長先生や目上の方から何かをいただくときは、
そのたびにこうやって記念写真を撮るのがブータン流。
生徒が先生にお手紙を書いて渡したり、
ボールペンなどの文房具をプレゼントしたりして、
日ごろの感謝を伝える場面も見られました!
日本では、卒業式で感謝を伝える場合が多いかと思いますが、
ブータンには卒業式がないんですよねぇ〜。
だからかはわかりませんが、こんなふうに、
年に1度先生たちに感謝を伝える日があります。
青空教室はしょっちゅうです♪
このワクワク顔がたまらん!!
先生の日に向けて、先生たちとダンスの練習を毎日放課後にやらなければならず、
ちょっと大変でした。笑
でも、こういう日って、なんだかあったかいですよね。
以上、先生の日のご紹介でした!
stay homeでできることを探し、家の中で充実した連休をお過ごしください。