途上国ライフ

図工と体育と、ときどき英語。元公立中学校教諭、現途上国の小学校の先生。

【JICA海外協力隊】パン食べたい…ないものは自分で作る

青年海外協力隊員が派遣されるのは、いわゆる発展途上国です。

「〇〇がほしいなあ、日本ならあるのになぁ」

「〇〇があったらなぁ、日本なら買えるのに」

 

そう思うことが多々あります。

もちろん、私たちはそうなることは想定しています。

だから、「ないものは作る」精神で、みんなどんどん強くなっていきます。

「な~んだ、やってみたら、できるじゃん♪」

「こんなものも作れるんじゃん!♪」って思えたら、

自信がついて、ポジティブに生活できます。

 

途上国では、多少の困難があってもすぐに切り替えてポジティブに過ごすことが、

何よりも重要だと気づきました。

 

ふだんはご飯派の私ですが、たまにふわふわのパンが食べたくなります。

でも、パン屋さんなぞありません。

そんなときに焼いていたパンの、ざっくりとした作り方。

小麦粉は手に入りますので、小麦粉と首都のみで手に入るドライイーストパウダーで、

オーブンいらずのフライパンパンを焼いていました。

 

本来であれば、パンは計量が大切だと思いますが、

任地では電子量りも手に入らなかったので

昔ながらのアナログ量りで頑張っていました。それでも十分においしくできます!

 

パンのプロの方々がご覧になったら怒られてしまいそうなざっくりさです。

ごめんなさい。

 

フライパン2台分のパン(一気に焼いて冷蔵庫に入れていました)

 

・小麦粉 400gくらい

・牛乳 小麦粉の半分+ちょっと多いくらい=小麦粉の6割くらい

・砂糖 40gよりちょっと少ないくらい=小麦粉の1割よりちょっと少ないくらい

・バター 砂糖と同じくらい

・ドライイーストパウダー 4gくらい=小麦粉の1%

・お好みで食塩 少々

 

 

① 材料をなんとなく量って、バター以外をボウルに入れて混ぜる

 

② ①が混ざったらバターを入れてまた混ぜる(バターが硬すぎるときは、少し温めて溶かしバター風にするとよいです。でも溶かしすぎると大変なので温めるのはちょっとだけ!!)

  べちゃべちゃ感がなくなってきたら、手でこねる

 

③ 生地がまとまってきたら、まな板や除菌したテーブルなど平らなものの上に生地を取り出し、伸ばす

 ※ 丸めた生地の端を左手で押さえながら、右手で前方に押し伸ばす

 ※ 右手の伸ばした生地をクルクル巻きながら左手に戻す

 → ※を何回か繰り返すと、どんどん生地がまとまっていきます!

 

④ 丸めた生地を、両手で包むようにして、左右に転がす

 

 (③④を繰り返して、表面がなめらかになってきたら)

⑤ 生地のとじ目(生地を丸め直したときにできるつなぎ目をとじたもの)を下にして、ボウルに入れ直し、ラップをかけて一次発酵

 

 ※ 発酵器はないので、↓このように熱湯を入れたお椀やコップの上にボウルを置くと、


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  発酵器と似たような状況を作れます。

 

⑥ 20分ほどたったら生地を取り出し、膨らんでいるのでポンポンと叩いて空気を抜き、2等分したらまた生地をとじ、とじ目を下にして二次発酵

 

⑦ 20分ほどたったら取り出し、好きな大きさに等分して、フライパンへ

 

⑧ 蓋をして、めちゃ弱火で12-15分程度焼く

  膨らんで焦げ目がついたらひっくり返す

 

 

できあがり~!

(焦げがつきすぎるときもあります)

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(何度かやるうちにうまくなります)
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ブータンで、かつて某○○○クッキングスタジオに通っていたときの知識が生きました!

ざっくりでも、適当でも、なんとかなります!!

 

焼くたびにブータンマダムたちにおすそ分けしていたのですが、

けっこう好評で、また作って!と言われることも多かったです。

原価が安く、やるたびにうまくなるので、時間があるときによくやっていました。

 

みなさんもぜひ!

(・・・いや、日本にいたら必要ないですね^^;笑)

 

説明ばかりになってしまったので、過程の写真は、また今度家でパンを作った時に追加します。

 

それでは、よい日曜日を♪