こんにちは。
コロナウイルスの影響で日本に帰ってきているので、過去の写真で記事をつくっています!
3月の今頃はまだブータンで活動していたんだ、と思うと、
この1か月がいかに激動だったかを思い知らされます。
みなさんもきっとそうですよね。
在宅勤務になったり、新学期なのに学校に行けなかったり。
これを読んでくださっているみなさんを取り巻く状況はそれぞれ違うと思いますが、
どうかお体に気をつけて。今できることをお互い頑張りましょう!
元気でいれば、これを乗り越えれば、あとから何でもできますからね^^
「こんなときこそ観光気分」シリーズ、第3弾は、首都ティンプーです。
一国の首都ではありますが、山と山の間に発達した街なのでコンパクトです。
どこへ行くにも、行きやすいですよ!
1 メモリアルチョルテン
2 ブッダポイント
3 タシチョ・ゾン
4 手信号
5 クラフトマーケット(お土産物屋街)
6 シンプリ―・ブータン
1 メモリアルチョルテン
※ チョルテン = 仏塔
メモリアルチョルテン。そこには、いつも多くの参拝者。
ティンプーのシンボルです。
ブータンには小さいものから大きいものまで数えきれないほどの
チョルテンがありますが、
このチョルテンは、第3代国王を記念して建てられています。
ティンプーの方たちは、朝と夕方、ここに来てお参り。
そして何周もチョルテンをまわって帰ります。
まわりながらお経を唱えます。
観光客の方もたくさんいらっしゃいますが、地元の方がほとんどです。
近くで撮った写真がなくてごめんなさい。
おじいちゃんおばあちゃんはチョルテンやマニ車のまわりに座って、
おしゃべりをしたり、お茶を飲んだり、お祈りしたりしています。
夜まで人が絶えません。
2 ブッダポイント
別名、クエンセル・ポダン とも言いますが、ほとんど聞いたことがありません。笑
高さおよそ52m、世界でいちばん大きな座像のお釈迦様だそうです。
少しわかりにくいですが、建っているのはこんな場所。
山の上からティンプーを見守っています。
もちろん、近くまで行くこともできます。
市街地からは、タクシーでおよそ10-15分です。
金色、神々しい!!
写真は撮れませんが中に入って見学することもできます。
この像自体がまだ新しいので、中に入れるようになったのもここ数年のことです。
周りには像がたくさんあります。
ブッダポイントの前には、現在建設中の階段があります。
今年の初日の出は、私はここに行きました♡
2020年の初日の出はあまり見えなかったですが、こんな感じでした。
朝焼けですね。
3 タシチョ・ゾン
※ ゾン = お役所 兼 僧院。各県にひとつずつあります。
とっても大きなゾンです。
首都のお役所というだけあって、とても広く、建物もたくさん。
省庁、官公庁といった国の主要部がここ周辺に集まっています。
タシチョ・ゾンを始め、ブータンのゾンでは
年に一度仏教のお祭り(ツェチュ)が行われますが、
ここはティンプーでいちばん大きなゾンですので、
ツェチュもとっても盛大です。
タシチョ・ゾンのツェチュの様子は別記事に書いています。
中を見学することもできますが、時間が時期によって異なるので確認が必要です。
また、セキュリティチェックがあります。
以前ゲートの中に入ったときは、アーミーの方々が隊列訓練していました。
そして、この近くにはキングファミリーの住む王宮があります。
夜のライトアップ、きれいですよ!
4 手信号
ブータンには信号がありません。
本当に、ひとつも信号がありません。
でも、首都ティンプーには、ひとつだけ手信号があります。
決められた時間に警察官の方が来て、手で往来する車に合図をしています。
ただし、24時間ではありません。私の感覚では8:00-17:00といった感じでしょうか。
交通課の警察官の方が当番制で立っているようです。
また、週末は誰もいないことが多いです。毎日立っているわけではない気がします。
誰も立っていないときは、自分たちで注意して通行します。
大きめの交差点にはこのようなちょっとしたモニュメントやマニ車が建っていて、
仏教ではなんでも時計回りという考え方から、交差点でも建物の左側を通るということになっています。
信号がひとつもなくても、衝突事故が少ないブータン。
(事故原因は圧倒的に首都以外の場所での崖や山道からの転落が多いです。)
基本的に一本道が多いということもありますが、みんなの思いやりなのでしょう。
5 クラフトマーケット(土産物屋街)
小さなお店が30軒ほど並んでいます。
日曜日はお休みです。
ブータンの伝統衣装・ゴとキラはもちろん、
ゴとキラの布地を使った財布、カードケース、小銭入れ、ペットボトルケースなどがの小物を中心に販売しています。
マグネットやブックマーク、スノーボールなどのお土産定番品もここでそろいます!
一気にいろんな種類のお土産を見たい場合はここが適していますが、
観光客向けとのことで、若干割高な感じがします。
過去にご紹介したことがありましたが、
ブータンでは唐辛子食が主流なので、
食べ物系でのお土産はないと思ってください。
ドライチリや、ドライチリを粉末にしたチリパウダーなら購入できます!笑
ちなみに私は、海外旅行に行くと必ずスノーボールを買う
スノーボールコレクターです。
ほんの一部ですがこんな感じ↓
ブータンはどれでしょう?
6 シンプリ―・ブータン
一言で言うと、小さなブータン博物館。
ブータンの歴史、文化、ダンス、伝統、食べ物・・・について学べる体験型のミュージアムです。
メモリアルチョルテンやブッダポイントに比べると、観光ガイド等ではあまり紹介されていないように思いますが、
ブータンを丸ごと学べる施設なので私はおすすめです!
お金を払って中に入ると、お兄さんまたはお姉さんがついて説明してくれます。
ツェチュのときにつけるマスク
建築の説明です。ブータンの伝統的なおうちは、このようにセメントを踏み固めて建てられます。
織物をしている様子。これはゴやキラではなく、マットかな?
ブータンのダンス。スタッフのみなさんが見せてくれます。
ブータンのダンスのステップはとてもシンプルです。
踊りながら、またまた時計回りでフォーメーションチェンジ。
その間、私たちはティータイムで、ティーをいただきながらしばしダンス鑑賞。
このあと、「一緒にどうですか~?」と誘ってくれますので、ぜひ。笑
お兄さんお姉さんの真似をすれば大丈夫です!
乾物。実際のおうちにもこのように軒先や窓にいろんな食べ物が乾かしてあります。
中央の赤いのが、ドライチリです。
ブータンの国技・アーチェリー。体験できます!
施設内なので実際にブータン人がアーチェリーをしている時の飛距離よりはだいぶ短いですが、
雰囲気は十分味わえます。
お兄さんが説明してくれるので初めてでも安心です。
このほかにも、写真はありませんが、伝統衣装のゴとキラを試着できるブースもあります!
以上、首都ティンプーのご紹介でした。
読んでいただきありがとうございます。
ブータンについて知っていただけたらうれしいです!