【文化】愛され世界一!?ブータンの王様ご一家
今日はブータンの王様ご一家について。
ブータンの国王さま。
現在の国王さまは、
第5代、ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク 国王です。
( His Majesty Jigme Khesar Namgyel Wangchuck )
2006年、26歳の時に即位され、現在40歳でいらっしゃいます。
2011年、東日本大震災のあとに来日され、スピーチもされています。
日本では、「若きイケメン国王さま」という印象があるかもしれません!
昨年10月の天皇陛下即位の礼のときには、王妃さまとともに来日されました。
王様のゴとキラはとても特別なもの。装いもたいへん美しかった!
ともに来日された王妃さまは、
ジェツン・ペマ・ワンチュク 王妃です。
( Her Majesty Jetsun Pema Wangchuck )
30歳という若き王妃様です。
聡明で美しく、国民のあこがれの的!
王妃さまは民間のご出身ですが、お二人の出会いはなんと学校!
首都ティンプーの、同じ学校に通っていらっしゃいました。
王様と王妃様は10歳の年齢差ですが、
当時17歳の王様が、当時7歳の王妃さまに一目ぼれし、
「大きくなったら僕と結婚しよう」と伝えたのだとか。
時がたち、再会し、ご交際を経てご結婚されました。
こんなロマンティックな話があるでしょうか!!すごいですよね。
現在の王様のお父様は、
第4代、ジグメ・シンゲ・ワンチュク 国王です。
( His Royal Highness Jigme Singye Wangchuck )
こちらの写真の右の方です。
この国王様の時代に、ブータンは急速に民主化。そして発展しました。
ブータンが「幸せの国」と言われるのは、
第4代国王さまがあの有名な「GNH」( Gross National Happiness ) の考え方を提唱したからです。
とてもやり手の、すばらしい国王さまです。
第4代国王さまには、奥様が4人いらっしゃいます。
しかも、その4人はなんと全員が姉妹です!!
ブータンでは、一夫多妻が認められており、国王様ご自身が多妻です。
現在の第5代国王さまは、3番目の奥様とのお子様です。
4人のお妃さまとの間で、一番に生まれたお子様だからです。
一方で、現在の国王さまは「私の生涯で妻はただ一人」と宣言しているそうです!
そして、先程の写真にも写っていましたが、現在の国王ご夫妻には、王子様がいらっしゃいます!
(第6代)ジグメ・ナムゲル・ワンチュク 王子
( Prince Jigme Namgyel Wangchuck )
そして、今年の3月にはもう一人、王子様が誕生しました。
6月4日は王妃様のお誕生日でしたので、それに合わせて、3月に誕生した二人目の王子様のお写真が一般に公開されました!
二人目の王子様はご誕生から2ヶ月以上が経ちますが、名前はまだありません。
これから、仏教の尊師やさまざまな識者の検討のもと、授けられるのだそうです。
すてきなご家族ですね!!
若き聡明な国王様ご夫妻のリーダーシップのもと、ブータンがますます発展していく予感がします。
お気づきの方もいるかもしれませんが、王様ご一族はすべてワンチュク( Wangchuck )という名前がついています。
ワンチュク王朝、ということになります。
ブータンの一般にもワンチュクという名前の人がたくさんいますが、一般の方はスペリングが Wangchuk となり、王族とは異なっています。
王族は、c がつくのです。
【王族】Wangchuck
【一般】Wangchuk
最近のコロナウイルスに対しても、国王様が総理大臣と手を組み、
さまざまな対策を打っています。
病院を回ったり、インドとの国境の街を訪れたり。
王様の鶴の一声で、さまざまな試みがなされています。
結果、現在、ブータンには感染者はいますが、すべて外国からの帰国者の感染で、完全に隔離されているため、市中感染はありません。
国内でなにかあると、すぐその場所に駆け付けていらっしゃいますし、
国民の暮らしぶりを見るために、自ら歩いて村をまわっていらっしゃいます。
最後に。
ここに書いた王様は王様ご一家に関することは、すべてブータン人から聞きました。
それだけ、だれでも王様について話せるし、知っているということです。
そして、写真はすべてfacebookの公式ページにあげられていたものです。
人口およそ70万人のブータンで、王様のページに60万以上のフォローがあります!!(ブータン以外の国の人のフォローもあると思いますが)
何か記事が上がると、ブータン人のみんなはすごい勢いでシェアして、拡散します。
私のページが王様一色になります。
とにかく、国民みんなが大好きな国王様。
街のいたるところに、王様のパネルや ご一家のパネルがあります。
なんなら、家の中にもあります。
どれほど敬愛されているかについては、こちらの記事もどうぞ。
現国王様のおじいさま、第3代国王様についてはこちらから。↓
王様への大きな大きな愛、
そして王様の国民を大切に思う気持ち。
ブータンの益々の発展と人々の幸せを願わずにはいられません。
読んでいただきありがとうございます。