途上国ライフ

図工と体育と、ときどき英語。元公立中学校教諭、現途上国の小学校の先生。

【お出かけ】こんなときこそ観光気分♪~ブータンの見どころ④東から西へ!国内移動~

こんにちは!

「おうち時間」いかがお過ごしでしょうか。

住まれている場所や環境によって状況はさまざまでしょうが、

みなさんがお元気でいらっしゃることを願っています。

 

 

 

私はというと、これでもかというほど実家の断捨離作業を進めています。

ものがありすぎる。。。のです。

それなりに長かった一人暮らしでものが増えてそれをため込んだことや、

実家を出るときにほとんど片付けをしていかなかったことが原因です。

優柔不断で捨てることをなかなか決断できませんでした。

でも、考えすぎないように、直感で「いる!」「いらない!」を判断し、

いらないものはいろんな方法で処分しています。

今週はひたすらこれをしていますが、けっこう、楽しくなってきています♪

 

部屋がすっきりしたら、勉強をしたいです。

大人になってからこんなに時間があることってなかったなあ、と思うのです。

あの頃より脳みそは固くなってしまっているけれど、

まだまだいけるはず!!勉強して、資格とるぞおおおっ

(三日坊主にならないように頑張ります・・・

いつもより、時間があるぜいたくを、噛みしめたいと思います。

 

 

 

これを読んでくれている学生の皆さん。

勉強しよう!!

 

・・・言われなくてもいつも頑張っていると思うけれど、

家にいなくてはいけない今は、勉強の大チャンス。

 

え? 今は勉強をする目的がわからない?

 

そうですよね、その気持ちとってもよくわかります。

私も学生のときはやりたいことやなりたいものが分からず、

「なんで勉強しなくちゃいけないんだ」と、意欲がもてないときが多かったです。

 

今はわからなくていい。でも、なりたいもの、やりたいこと、夢、挑戦したいことが見つかったときに、勉強を頑張っていれば、選択肢が増えるのです。

やりたいことが見つかったときに、複数ある選択肢の中から選べる、という自由を手に入れられるのです。

つまり、勉強することはあなたの可能性を限りなく広げます!

 

・・・と、大人になった私は感じています。

自分の手で、進路をつかみ取ってくださいね!!

 

 

私は、やりたくて仕方なかった「外国で働く」という夢のひとつを叶えた!

と思っていたけれど、コロナでそれを遂行することが難しくなりました。

何があるかわからないな、って、本当に思いました。

当たり前の日々。日常。大切に過ごさなくちゃ。

今やれることを頑張らなくちゃ。

 

ここにこう書くことで、自分を戒めてもいます。

 

 

おっと、だいぶ話が逸れました。笑

 

 

 

 

 

さて、こんなときこそ観光気分♪シリーズ、第4弾は、

ブータン東部の村に住んでいた私が、ブータン西部の首都に向かって移動する際の

2泊3日(あるいは1泊2日)の様子をレポートします。


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※地図はネットから拝借しました

 

九州ほどの面積の国、ブータン

小さい国ですが、国内移動には時間がかかります。山ばかりだから。

移動に2泊または1泊なんて言ったら、「外国に旅行でも行くの!?」というレベルですが、国内を車で移動する場合にかかる時間です。

 

いつもなら2泊かけるのですが、今回の一時帰国は緊急事態だったため、

1泊だけで任地タシガン県から首都ティンプー県に向かいました。

 

【1日目】

7:00 任地出発


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8:00   タシガン県(任地がある村がある県) 通過


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10:30 モンガル県 同期のお友達の家通過

    タシガン県とモンガル県の間には橋があります。

 


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ブータンにはこのように日本との協働で建てられている橋がまだまだたくさんあります。

 

 

13:30 お店に入ってお昼休憩


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腹ごしらえをしてからまたバスor車へ。

首都への旅はまだまだ続くよ〜


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峠には雪が残っています。
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アスファルトの道もあれば、土の道もあります。

地方に行くほど土の道が多くなります。

道のすぐそばには滝が。山ならでは。
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↓この状況、おわかりでしょうか?f:id:cradle111:20200425110419j:image

私の乗っているこちら側のバスは首都ティンプー行き。

向こうのバスはタシガン行き。

東西を結ぶルートは一つしかありませんので必ずどこかですれ違います。

すれ違うと、だいたい停まってドライバーさん同士でお話ししています。

ここは道ですが!面白いですよね〜。

これで後ろが詰まっても気にしない♪

 

 

 

17:30   宿場町ブムタン県のゲストハウス

   (たま〜に、こんな所に泊まれます)
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またはバスのための宿 到着

バスの乗客・ドライバーはまるごとここに宿泊。


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ほんとに寝るだけの部屋です。何もない、せまい、でも安くて一泊250ニュルタム(およそ450円くらい?)

冬は寒いんですよねぇ。寝袋がないと寝られないほど。


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ロビーがあって、ここでご飯を食べられます!

ご飯を食べたらまわりのブータン人とお話しして、特にすることもないので早めにおやすみなさい!

 

 

 

 

【2日目】

5:30  ブムタン県のゲストハウス出発

   まだ真っ暗です。

   バスを使わないときは、朝もう少しゆっくり出発できます。

 

↓乗っているのはこんなバス。

荷物は上へあげて、落ちないように縛ります。


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こんな道を走っています


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11:30  トンサ県 ごはん休憩


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↓赤い屋根がトンサ・ゾンです。

※ゾン = お役所 兼 僧院、各県にひとつずつあります
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↓道中にこんな場所があります

湧き水です。ブータンの人にとっては神聖なもの。

ドライバーさんたちはペットボトルを持って汲みに行きます。

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ルンタがひたすらにかけられている峠
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↓前にいるのはヤクです!


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お買い物〜♪
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まる2日かけて、ようやく

17:00  首都ティンプー県 到着


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こう見ると、ここはやっぱり首都感がすごい!

 

 

国内移動なのにこれだけの時間をかけています。

飛行機ももちろんあるのです。それを使うと西から東へたったの45分!

ただ、私達は規約でそれを使うことができません。

ブータン人に聞くと、「俺は陸路のほうが好きだなぁ〜、いろんな景色があるし、自然を見たいじゃん!楽しいし!いろんな人に会えるし!飛行機だと一瞬だから」と言う人多数。

 

ブータン人のブータン愛には敬服です。

ただ、車酔いしやすい場合にはなかなかの地獄ですのでご注意ください。笑

 

以上、ブータン東西移動についてでした!

こんな場所があるんだなぁ、と知っていただけたらうれしいです。

 

 

 ブータンの道路事情については、こちらもどうぞ!

 

 

cradle111.hatenablog.com

 


 

 

【お出かけ】こんなときこそ観光気分♪~ブータンの見どころ③首都ティンプー~

こんにちは。

コロナウイルスの影響で日本に帰ってきているので、過去の写真で記事をつくっています!

 

3月の今頃はまだブータンで活動していたんだ、と思うと、

この1か月がいかに激動だったかを思い知らされます。

みなさんもきっとそうですよね。

在宅勤務になったり、新学期なのに学校に行けなかったり。

これを読んでくださっているみなさんを取り巻く状況はそれぞれ違うと思いますが、

どうかお体に気をつけて。今できることをお互い頑張りましょう!

元気でいれば、これを乗り越えれば、あとから何でもできますからね^^

 

 

 

「こんなときこそ観光気分」シリーズ、第3弾は、首都ティンプーです。

一国の首都ではありますが、山と山の間に発達した街なのでコンパクトです。

どこへ行くにも、行きやすいですよ!

 

 

 

1 メモリアルチョルテン

2 ブッダポイント

3 タシチョ・ゾン

4 手信号

5 クラフトマーケット(お土産物屋街)

6 シンプリ―・ブータン

 

 

 

 

1 メモリアルチョルテン

※ チョルテン = 仏塔

 

メモリアルチョルテン。そこには、いつも多くの参拝者。

ティンプーのシンボルです。

ブータンには小さいものから大きいものまで数えきれないほどの

チョルテンがありますが、

このチョルテンは、第3代国王を記念して建てられています。



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ティンプーの方たちは、朝と夕方、ここに来てお参り。

そして何周もチョルテンをまわって帰ります。

まわりながらお経を唱えます。

観光客の方もたくさんいらっしゃいますが、地元の方がほとんどです。

 

 

近くで撮った写真がなくてごめんなさい。

 

 

おじいちゃんおばあちゃんはチョルテンやマニ車のまわりに座って、

おしゃべりをしたり、お茶を飲んだり、お祈りしたりしています。


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夜まで人が絶えません。

 

 

2 ブッダポイント

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ティンプーのシンボルともいえる、ブッダポイント。

別名、クエンセル・ポダン とも言いますが、ほとんど聞いたことがありません。笑

高さおよそ52m、世界でいちばん大きな座像のお釈迦様だそうです。

 

少しわかりにくいですが、建っているのはこんな場所。


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山の上からティンプーを見守っています。

 

 

もちろん、近くまで行くこともできます。

市街地からは、タクシーでおよそ10-15分です。

 


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金色、神々しい!!

写真は撮れませんが中に入って見学することもできます。

この像自体がまだ新しいので、中に入れるようになったのもここ数年のことです。

 

 

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周りには像がたくさんあります。

 

 

 

 

ブッダポイントの前には、現在建設中の階段があります。

ブッダポイントからティンプーの街が一望できます。

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今年の初日の出は、私はここに行きました♡

2020年の初日の出はあまり見えなかったですが、こんな感じでした。

朝焼けですね。

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 3 タシチョ・ゾン

 

※ ゾン = お役所 兼 僧院。各県にひとつずつあります。


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とっても大きなゾンです。

首都のお役所というだけあって、とても広く、建物もたくさん。

省庁、官公庁といった国の主要部がここ周辺に集まっています。

 

タシチョ・ゾンを始め、ブータンのゾンでは

年に一度仏教のお祭り(ツェチュ)が行われますが、

ここはティンプーでいちばん大きなゾンですので、

ツェチュもとっても盛大です。

タシチョ・ゾンのツェチュの様子は別記事に書いています。

 

 

www.cradle111.com

 


 

 

 

 中を見学することもできますが、時間が時期によって異なるので確認が必要です。

また、セキュリティチェックがあります。

 

以前ゲートの中に入ったときは、アーミーの方々が隊列訓練していました。
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そして、この近くにはキングファミリーの住む王宮があります。

 

夜のライトアップ、きれいですよ!


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4 手信号

 

ブータンには信号がありません。

本当に、ひとつも信号がありません。

でも、首都ティンプーには、ひとつだけ手信号があります。

決められた時間に警察官の方が来て、手で往来する車に合図をしています。

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ただし、24時間ではありません。私の感覚では8:00-17:00といった感じでしょうか。

交通課の警察官の方が当番制で立っているようです。

また、週末は誰もいないことが多いです。毎日立っているわけではない気がします。

誰も立っていないときは、自分たちで注意して通行します。

 

大きめの交差点にはこのようなちょっとしたモニュメントやマニ車が建っていて、

仏教ではなんでも時計回りという考え方から、交差点でも建物の左側を通るということになっています。

 

信号がひとつもなくても、衝突事故が少ないブータン

(事故原因は圧倒的に首都以外の場所での崖や山道からの転落が多いです。)

基本的に一本道が多いということもありますが、みんなの思いやりなのでしょう。

 

 

 

 

 

5 クラフトマーケット(土産物屋街)

 


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小さなお店が30軒ほど並んでいます。

日曜日はお休みです。

ブータンの伝統衣装・ゴとキラはもちろん、

ゴとキラの布地を使った財布、カードケース、小銭入れ、ペットボトルケースなどがの小物を中心に販売しています。

マグネットやブックマーク、スノーボールなどのお土産定番品もここでそろいます!


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一気にいろんな種類のお土産を見たい場合はここが適していますが、

観光客向けとのことで、若干割高な感じがします。

 

過去にご紹介したことがありましたが、

ブータンでは唐辛子食が主流なので、

食べ物系でのお土産はないと思ってください。

ドライチリや、ドライチリを粉末にしたチリパウダーなら購入できます!笑

 

ちなみに私は、海外旅行に行くと必ずスノーボールを買う

スノーボールコレクターです。

ほんの一部ですがこんな感じ↓

ブータンはどれでしょう?


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 6 シンプリ―・ブータン

 

一言で言うと、小さなブータン博物館。

ブータンの歴史、文化、ダンス、伝統、食べ物・・・について学べる体験型のミュージアムです。

メモリアルチョルテンやブッダポイントに比べると、観光ガイド等ではあまり紹介されていないように思いますが、

ブータンを丸ごと学べる施設なので私はおすすめです!

お金を払って中に入ると、お兄さんまたはお姉さんがついて説明してくれます。

 

 

ツェチュのときにつけるマスク

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建築の説明です。ブータンの伝統的なおうちは、このようにセメントを踏み固めて建てられます。

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織物をしている様子。これはゴやキラではなく、マットかな?

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ブータンのダンス。スタッフのみなさんが見せてくれます。

ブータンのダンスのステップはとてもシンプルです。

踊りながら、またまた時計回りでフォーメーションチェンジ。

その間、私たちはティータイムで、ティーをいただきながらしばしダンス鑑賞。

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このあと、「一緒にどうですか~?」と誘ってくれますので、ぜひ。笑

お兄さんお姉さんの真似をすれば大丈夫です!

 

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乾物。実際のおうちにもこのように軒先や窓にいろんな食べ物が乾かしてあります。

中央の赤いのが、ドライチリです。

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ブータンの国技・アーチェリー。体験できます!

 

 

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施設内なので実際にブータン人がアーチェリーをしている時の飛距離よりはだいぶ短いですが、
雰囲気は十分味わえます。
お兄さんが説明してくれるので初めてでも安心です。

 

 

 

このほかにも、写真はありませんが、伝統衣装のゴとキラを試着できるブースもあります!

 

 

 

 

以上、首都ティンプーのご紹介でした。

読んでいただきありがとうございます。

ブータンについて知っていただけたらうれしいです!

 

 

 

 

【お出かけ】こんなときこそ観光気分♪ ~ブータンの見どころ②空港の街パロ・旅行のポイント~

こんにちは♪

今回も観光気分になっていただけるよう、

ブータン唯一の国際空港がある街、パロ をご紹介します!

合わせて、ブータンを旅行される際のポイントも書いています。

 

ラインナップはこちら↓

 

1 最古の鉄筋つり橋 タチョガン

2 パロ国際空港・旅行のポイント

3 地ビールを試したいなら ナムゲイ・ブルワリー

4 空の玄関口・コンパクトな街 パロタウン

5 ブータン最古の寺院 キチュ・ラカン

6 眞子さまも泊まられたホテル シワ・リン

7 ブータンと言えば! タクツァン僧院

 

※ 1~7は、首都ティンプーからパロ、パロタウンを過ぎてタクツァン僧院までを

  道に沿って、通る順番に書いています。

 

 

1 最古の鉄筋つり橋 タチョガン

 

ティンプーからパロに向かう道中に、最古の鉄筋つり橋とお寺があります。


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古い橋なので、その橋自体は渡ることができませんが、

その橋の隣にはもう一つ橋があり、そっちは渡ることができます。


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渡り切った先にはお寺が。修行僧がいます。


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中の写真はありませんが、地元の方がお祈りに来ています。

 

 

 

2 パロ国際空港・旅行のポイント

 


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飛行機には地面から直接乗り込みます。降りるときも同じです。

王様ファミリーの大きなパネルがお出迎え。


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空港やフライトについては、こちらをどうぞ!

 

 

cradle111.hatenablog.com

 


 

 

  

ブータンに来られる外国人観光客の方が必ず降り立つパロの街。

ブータンでは、観光客に対して比較的厳しめのルールが定められています。

大きなポイントは以下2点です。

 

①すべての行程にガイドをつけなければならない

 →基本的に、外国からの旅行者だけで街をウロウロすることは許されていません。

  ガイドが同行して、案内してくれますので安心です。

  移動手段の心配もいりません。

  他の国ではネットを通して自分で手配ができることもあるけれど、ブータンではそれが難しいです。

  観光ビザを申請する必要がありますので、旅行会社を通すのがベストです。

  親日ということもあり、日本語を話せるガイドさんはたくさんいます!

  英語・ヒンディーはもちろん、スペイン語、フランス語まで。

 

  

②1日当たり200USD~290USDを支払う(人数・時期によって変動)

 →いわゆる公定料金です。

  公定料金には、宿泊費のほか、食事や移動にかかるお金、ツアーガイドの代金が含まれています。

  航空券やその他旅行にかかるお金は含まれていませんので注意が必要です。

  ブータンの観光ベストシーズンは春と秋。その時は高くなります。

  夏は雨季なので山の国の地面はた~いへん。移動困難です。冬は寒いです。

 

 

・・・ということで、パロ国際空港に着いたらガイドさんがお迎えに来てくれていると思います!ご心配なく。

 

 

 

3 地ビールを試したいなら! ナムゲイ・ブルワリー( Namgay Brewery )

 


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いきなりですが地ビールの話。笑

空港と道路をはさんで反対側に、リゾートホテルがあります。

その一角にオープンしたのが、ナムゲイ・ブルワリーです。

ナムゲイは、ブータン人によくある名前です。

地ビールの製造を見学できる(要問合せ)し、隣にはレストラン兼バーもあるので

気になったビールを飲むことができます。

私のおすすめはブータンならではの赤米(Red rice)を使ったビールです。

 

 

 

 

4 空の玄関口・コンパクトな街 パロタウン

 

空港から車で5-10分くらい走ると、パロの街にさしかかります。

お土産物やさんがいっぱい!!

 

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ごはんやさんや、おしゃれなカフェも!(このレベルのお店は首都ティンプーかパロにしかありません)

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タウンから少し離れたところに、教育大学もあります。(Paro collage of education)

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先生の卵たちが日々勉学に励んでいます。

 

↓学生さんたちがサッカーの練習を見ているところ。ゴを着ている人が多いですね! 

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パロの街のシンボル、パロ・ゾン(Paro Dzong)と、国立博物館


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※ ゾン = お役所 兼 僧院。すべての県にひとつずつあります


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川にかかる橋も味がありますよね。

 

橋と、ゾンと、国立博物館が一気に撮れるフォトスポットでの夜景。

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とってもきれいです。

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余談ですが、タウンは人やお店がいっぱい、

そして野犬もいっぱいです。

雨が降ったとき、屋根の下で雨宿りしてます。


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5 ブータン最古の寺院 キチュ・ラカン (Kichu Lhakhang)

 ※ ラカン = 寺院、寺

 

仏教国ブータン

ブータン国内に寺院は数えきれないほどありますが、

こちら建立は7世紀と言われる、ブータン最古の寺院です。


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パロ・ゾンと比べるとサイズはコンパクトですが、

行ってみると植物や大地のパワー、そして歴史を感じられます。

 

 

6 眞子さまも泊まられた高級ホテル シワ・リン(Zhiwa Ling)


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こちら眞子さまが2017年にブータンを訪問された際に宿泊されたホテルです。

高いので、私は泊まれませんが(笑) 中のレストランを利用しました。

ここでティーをしたり、ランチをいただいたりすることができます。

 

ちなみに、もし、観光で来られた際にこのような高級ホテルに宿泊される場合は、

公定料金からはみ出る分のエクストラチャージを支払う必要があります。

公定料金内で泊まれるホテルは三つ星レベルです。

 

 

 

7 ブータンと言えば! タクツァン僧院(Taktsang Lhakhang)

 

 

パロタウンから車で20分ほど走ったところに、この僧院があります。

ブータンの観光地として一番人気の場所といっても過言ではありません。

たとえばインターネット等でブータンについて調べるとき、

このタクツァン僧院は必ず出てきます。

めちゃくちゃ有名です。

観光客の方はほとんどここに登っていかれます。


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「なんでこんなところにあるの!??」と思えるようなロケーション。

そうなんです。山、まさに断崖絶壁に建つ寺院。

ブータンに仏教を広めたとされる パドマサンバヴァ という人が、

トラの背中に乗ってここに飛んできて、この場所で瞑想したと言われることから、

タクツァン僧院は別名「タイガーズ・ネスト」とも呼ばれます。

今もなお、この場所には修行僧がいて、日夜修行に励んでいます。

 


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道中には休憩ポイントがあったり、滝があったり。

おなじみのルンタ(お経の書かれたカラフルな旗。風が吹くと、お経がみんなにいきわたる)があります。

 

 

それぞれのペースによりますが、初めて登るときは往復5-6時間はかかると思います。

さらに、ここは標高3,000mですので、疲れやすいです。すぐ息が上がります。

余裕をもって、午前出発でゆっくり登りはじめ、休憩しながら、

そして景色を眺めながら進み、僧院を見学して、夕方前に降りるというのがベターです。

 

 

 

 

私は使ったことがないのですが、途中まで馬に乗って進むこともできます。

 

スティックの貸し出しもあります。このスティック、バカにならない!!

ただの竹の棒なのですが、あるとないとでは大違いです。

(50ニュルタム=75円程度で一日貸し出し)

 

 

登るうちに、もちろん、僧院はだんだん近づいてくるのですが、

なんといっても断崖絶壁。登ったり下りたりが激しいです。

近くまできた!と思ったら、その先に数百段の階段が待っている、とか。笑

でも、登った先にはとんでもない感動があります。

とっても不思議なパワーをもらえます。

ブータンの人々の信仰心の深さに触れることができます。

 

 

 

注意点としては

・靴底は凸凹のあるものに(ツルツルだと滑ります)

・日焼け対策は入念に、帽子があるとベター(標高高いのであっという間に焼けます)

・調節しやすい服装で(僧院内は、肌が見える半そで半パンはマナー違反です)

・タオル、飲み物を準備(めちゃめちゃ汗をかきます)

 

観光で行かれる際は、トレッキングだと思って、

タクツァンに一日を費やすつもりで臨んでみてください!

 

以上、ブータン唯一の国際空港がある街、パロ の見どころでした♪

おうちにいる間に、今までの写真を旅行写真を整理したり、

1年後くらいになるかもしれませんがコロナ終息後の旅行計画をたてたりして

過ごしたいと思います。

 

読んでいただいてありがとうございます。

 

 

  

【お出かけ】こんなときこそ観光気分♪ 〜ブータンの見どころ①ドチュ・ラ周辺〜

新年度になりました。

進級、入学、おめでとうございます!

 

 

コロナウイルスの影響で、自粛、自粛、、、

うんざりの方も多いかと思います。

でも、ここが踏ん張りどき!

いろいろ思うことはありますが、それぞれにできることをしていくしかないですよね。

 

 

 

今、ブータンではすべての学校が休校中です。

聞いたところによると、国王様の強いリーダーシップのもとで、

インターネットを使ったe-learningのシステ厶が急ピッチで整備されているそうです。

もちろん、地方は日本よりもかなり地方です。

つまり首都と地方では生活レベルに差があります。

インターネットの普及率も地域によって、家庭によって、大きく異なります。

全員がそのシステムで学習できないのではないか?という疑問が生じますが、

そんなことよりも、やれることをやる!のだそうです。

すごい! と思いました。そして、対応が早い!!

ブータン、頑張ってる!!

 

「日本のものは世界一だよね!すばらしい!」

って、ブータンの人はよく褒めてくれます。

親日だから、というのもあるかもしれませんが、たくさんその言葉を聞きます。

これだけの技術・産業をもっている日本、

もっと、できることあるのではないかなあ???

 

今の自分にできることは、とにかく自宅にいること。 

そのうえで、私も、自宅でできることを探します。

 

 

 

 

 

 

前置きが長くなりました。

 

 

では、ここからはブータンの見どころをご紹介していきたいと思います。

 

 

今回は、ドチュ・ラ周辺!

 ※ラ = 山、峠

 

ブータンは、山の国。

移動のときは、山をぬって、上ったり下ったりしながら、ぐねぐね、がたがた進みます。

その行程で、何度か峠を越えます。

上っているなあと思ったら、峠を越えて、下りに入っています。

 

ブータンには、ラ(峠)が7つ。

大きな街、主要都市の間にはだいたい ラ があって、交通の難所としても知られています。

 

 

その中でいちばん有名かつ交通量が多いのが、

ティンプーとプナカの間のドチュ・ラです。

首都ティンプーから車で30分という、アクセスのよさ!

そして、ティンプーから東方面に移動するとなると、必ず越えることになる場所だからです。

 

ドチュ・ラには、108のチョルテン(仏塔)が建っています。

ブータンの山々、そして仏教モニュメントのコンビネーションで、

ザ・ブータン!という写真がとれるので、

観光客の方もたくさん訪れています。

 

私も何度も訪れているし、移動のたびに通っているので、毎回空の色が違います!

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曇りの日も、山にかかる雲の感じが違うし、快晴のときはやっぱりきれいです。

毎回、違う景色を見せてくれる場所です。

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チョルテン密集地帯から少し離れたところには、

外国人観光客向けのおしゃれなカフェもあります。

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中からも、チョルテンがしっかり見えます!

コーヒーは少しお高めでした。

 

 

昨年12月、このドチュ・ラで1年に1回のツェチュ(=仏教のお祭り)が行われていました。

 

ツェチュについてはこちら↓

 

cradle111.hatenablog.com

 

 

ブータン人は、普段から伝統衣装のゴ(男性用)とキラ(女性用)を着ますが、

ツェチュのときは刺繍の細かな、カラフルな、スペシャルなものを着ます。値段もべらぼうに高いです。

(普段着ているものは、もっとシンプルです。)

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見てください!このゴージャスな刺繍!

女性が肩から掛けている赤いものは、ラチュといって、肩からかけることで尊敬の意を表します。

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右のほうに立っている男性たちが着ているのがゴです。

ツェチュを見に来ているお客さんもたーくさん!

はじめに、何かよくわかりませんが、儀式のようなものが開かれていました。

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マスクの踊り子たちは、たまに観衆の間にやってきて、

小さい子どもにちょっかいを出します。

なまはげみたいですね!!!

 

 

はじめの儀式が終わったら、マスクをつけた踊り子たちが、舞います。

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仏教の世界観を表現していると思われます。

 

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12月の標高3,100m地点で上半身裸!踊りとはいえ、すごすぎる!

 

 

 

 

ドチュ・ラの見どころをもうひとつ!

チョルテンの密集地帯から3分程度歩いたところに、山道の入り口があります。

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2時間かからないくらいののぼり道。ここを登っていくとお寺があります。

看板にもある通り、ドチュ・ラは標高およそ3,100m、のぼった先のお寺はおよそ3,500m。

 

 

何度か私の記事を読んでくださっている方にはおなじみかもしれませんが、

カラフルな旗、ルンタがたくさんかけられています。

 

のぼってのぼって

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道中にはヤクが!もちろん野生!

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さらにのぼってのぼって

見たことのない鳥にも出会えます!

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さらにさらにのぼってのぼって、のぼること1時間半。

 

頂上のお寺!つきました!

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これは曇りの日。景色が全っ然見えなくて。。。

 

だから別の日にリベンジしました!すると・・・

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きれーーーーーーい!!!

 

頂上で食べたおにぎりは格別でした。

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このドチュ・ラ、ただの峠ではなく、ブータンの主要観光スポット。

ツェチュに合わせて訪れる欧米の観光客の方も少なくありません。

 

標高が高いからのぼるのは大変だけれど、

山のきれいな空気、きれいな景色に心が癒されます。

 

私は高いところが好きなのですが、

高いところから見える景色はとてもきれいで、いつまででも見ていられます。

自分がとてもちっぽけに思えるというか。

ふぅ~、って一息ついて、またがんばろ、って思えるというか。

 

 

まだまだ自粛が続きますが、コロナが落ち着いてからやりたいことの計画を今からたてておくのも楽しいかもしれませんね!

 

この写真たちが少しでもみなさんの癒しになっていればうれしいです

 

【学校】放課後のクラブ活動・プリ作り

こんにちは。無事に帰国いたしました。

今後はしばらく日本で待機し、指示を待つこととなります。

ご心配おかけした皆さん、ありがとうございました。

本部の皆さん、事務所の皆さん、帰国に際しての膨大な事務作業をありがとうございました。

 

ブータンに戻れるのか、戻れないのか、そして何か月待機したら結論が出るのか、

今の時点では何もわかりません。

どれだけ待たないといけないのか…と思う気持ちもあります。

 

しかし今回の緊急一時帰国を、私はポジティブにとらえています。

せっかくいただいた時間なので、有効に使わなくちゃ。

しかも、なんでもある・なんでもできる日本にいるんだから!

毎日つかれる湯船、シャワーからでるお湯、

ダニの心配をしなくていいベッド、あったかい便座、

辛くなくておいしいご飯、そのまま飲める水・・・・

 

幸せをかみしめています(帰国後2週間くらいをゴールデンタイムというらしいです)。

 

個人的には就活をして、資格や検定(英語系)に挑戦したいと思っています。

「現状をポジティブに受け止めて、ハッピーに過ごす」

こんな考え方も、ブータンで手に入れたものかもしれないなぁ。。。♪

 

 

 

 

では、本題、ブータンの学校のクラブ活動について。

これからしばらくの間、ブータンに関する記事は、撮りためた写真からのご紹介となります。

 

 

ブータンの学校にもクラブ活動はあります。

私がいた学校では週に1度、金曜日の午後の授業が1コマ少なくなっていて、

クラブ活動の時間にあてられています。

Class 4-6 (小学4-6年生相当)の生徒が参加します。

 

ラインナップは

☆News club :世界や自国のニュースからネタ集めをし、独自の模擬放送番組を作成する

☆Waste management club:生活廃材(牛乳パックやペットボトルなど)を集め、別のものに作り替える

☆Home science club:調理実習?のような感じで、主に小麦粉を使った料理の作り方を学ぶ

☆Manner club:仏教国ブータンならでは、礼儀作法を身に着ける(普通の礼儀作法に加えて仏教行事や法事、仏教のお祭り向けの作法も)

 

Class 4-6で80人程度なので、クラブはこの4つだけです。

Manner clubは、現地の言葉で別の名前がついていたのですが、忘れました。笑

 

 

 

先日この中のHome science clubの活動にお邪魔しました。

その日は、プリ(Puri: 小麦粉料理。おそらく、元はインドから) を作っていました。

私がいた学校には調理室なるものはありませんが、先生たちのティータイムのために、ガスコンロはあります。

調理室がないので、使われていない倉庫代わりのような教室で調理します。

 

 

 

まず、小麦粉と水、少量の塩、ベーキングパウダーを混ぜたものをこねます。


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机の上で直で作業。しっかり拭いていましたが、、、ちょっと心配になってしまうのはきっと私だけ。

 

次に、先生が、こねたものを小分けにして生徒に渡し、生徒はそれを棒で丸くのばしていきます。


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のばした生地はいったん休ませます。

このときはビニールを敷いている!


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その間に、プリと一緒に食べるエゼを作ります。

エゼとは、ありとあらゆる料理につけ合わせる、唐辛子と玉ねぎ、コリアンダーなどの野菜を細かく切って混ぜたもの。

真っ赤です。

 

はじめに材料を刻みます。


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こちらはガーリックと玉ねぎ。とにかく細かく刻みます。


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赤いのはトマトです。

 

 

↓左がバナナの木の葉っぱ、右がコリアンダーです。


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ちなみにバナナの木の葉っぱは、大きくてしっかりしているので、お皿代わりにして使うことが多いです。

使い終わった葉っぱはまたそのへんに投げて、自然に帰るから、食器を使って洗うよりも環境にやさしいという原理だそうです。

 

写真からもわかるように、ブータンの人々は調理をするときほとんど包丁とまな板を使いません。

小さめのナイフを持ち、もう片方の手で材料を持ち、スライスしてお皿やボウルに落としていきます。

私たちからすると、危ないじゃん、と思ってしまいますが、この切り方がブータン流。

私たちが使っているサイズの包丁は、大きすぎるそうです。

 

 

次に、細かく刻んだ野菜と唐辛子を鍋に移し、火にかけます。

途中で塩を足したり、さらにチリパウダーをかけたりして味を調整。


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これ、めっっっっちゃ、からいっす。

 

 

さてさて、生地がたくさんできあがってきたので、油で揚げていきます。


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こちらも床に直置き!

ベーキングパウダーを入れてあるので、揚げると膨らみます。


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そして、出来上がったプリを、バナナの葉っぱにのせ、エゼを添えて、


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生徒たちに販売します。(1枚5ニュルタム:7.5円くらい)

 

 

この盛況ぶり!!

みんな、大好きなんですねぇ。


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お友達とおしゃべりしながら食べています。

※犬もいます。


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中には1人で20枚くらい買って、おうちに持って帰る子もいました。

 

 

 

 

 

 

販売する理由は、まずこの調理実習にかかった材料費をまかなうため、

そして、集まった資金でまた教育活動に必要なものを買いそろえていくためです。

 

 

最後、プリがなくなってしまって、でもエゼだけが少し残っていて、

そうしたら残っていた先生と生徒でエゼだけを食べていました!!

めっちゃからいのに!!すごすぎる。

「マダムも食べる??」と言われましたが、丁重にお断りしました。笑

 

 

日本の家庭科のような授業はありませんので、

このクラブ活動がそのような役割の一部を担っているのかなぁ、と思います。

もっとも、家族の人数が多いブータンでは、子どもたちは日本の子どもたちよりもおうちの手伝いをよくしていると思います。

複雑な家庭が多いので、小学生のうちからお母さん代わりをしている子もたくさんいます。

ただ、食べているもののバランスが悪く、炭水化物過多、そして唐辛子、というのが心配なところ。

手に入るものが限られているので仕方ない部分もあるのですが、

もう少し食育に関してつっこんで活動してみたかったところです。

もし戻れたら、食育もやりたいですね!

 

 

 

【ご報告】無期限一時帰国します

いつも当ブログを読んでくださりありがとうございます。

みなさんのおかげで、続けることができています。

 

 

今日は、いつも読んでくださっている皆様にご報告があります。

 

新聞やニュース等の報道で、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

現在全世界のあらゆる国で活動中の日本人ボランティアは、コロナウイルス感染拡大の影響で、一時帰国することとなりました。

あくまで予防的観点からの帰国です。

コロナが収束するまでの【一時】帰国ということになってはいますが、

いつ収束するか、誰にもわからない、

見通しがもてない、

むしろ今も世界規模で拡大しつづけているという状況から考えると、

もしかしたらもうここには戻ってこられないかもしれない、という覚悟もしています。

 

 

 

ブータンでは、2週間前に外国人観光客の方1名の感染確認があり、その方は回復されて母国へ帰られました。

その後、外国に働きに出ているor留学しているすべてのブータン人に対して、

政府からすぐ帰国するようにとお達しがありました。

その影響で、その方たちの帰国後、感染拡大を防ぐために

今すべての学校が無期限休校になっています。

まだ国内でのブータン人の感染は確認されていませんが、

そのあたりの対応はとても早く、予防への意識が高いなぁという印象をもっています。

 

 

 

この全ボランティアの帰国は、万が一何かあったのときの我々の安全を考えた上で決定されたことです。

どうしようもないことですが、

任期なかばでの帰国は残念な思いです。

 

1年かけて作った人間関係があり、

1年かけて、やっと、やっと活動の芽が出てきたと感じていたところでした。

去年は帰りたくなることが多々あったけれど、

2年目に入り任地の変化、人間の変化、そして自分の気持ちの前向きな変化を感じていたところでしたので、

いざ、帰れと言われると、すごく惜しい気持ちです。

このタイミングで帰りたくはなかった、

最後までやり切りたかった、と。

 

 

今、ブータンで過ごして1年2ヶ月。

残り任期は10ヶ月というところです。

 

5日前に帰国の正式連絡を受け、

2日で任地で住んでいた家をある程度片づけ、パッキングをし、いくつかのお家をまわってあいさつし、引き上げ、

2日かけて首都に上がり、

明日のフライトで帰国します。

各国の国際線の本数がどんどん削減され、

経由できない国があったり、

鎖国政策を取り始める国も出たりしています。

そんな中でフライトを調整してくださったスタッフさんたちには感謝してもしきれません。

ここ数日はスタッフさんたちが一番忙しかったと思います。

そして、活動も大事ですが、それよりも我々を守ることを第一に考えてくれた本部の方にも感謝しています。

 

その方々の思いをしっかり背負い、

まずは、日本に無事に帰らなければ。

 

 

 

急に訪れた別れ。

 

日本で、3月といえば別れの季節ですが

突然臨時休校となった先生たちと学生の皆さんも

こんな感じだったのかなぁ。

 

この5日間、これでもかというほどバタバタと過ごし、目まぐるしい変化に自分の感情がまったく追いついていません。

任地でかかわった人たちみんなに、しっかりあいさつができませんでした。

特に、子どもたち。

 

コロナウイルスの今後の状況次第ですが、

また、戻ってこられると信じます。

 

 

 

 

当たり前なんて、どこにもないんだなぁ。

いつ、何があるかわからないんだなぁ。

 

 

 

 

この経験から、あらためてそう思いました。

だからこそ日常を大切にしなければ。

いつでも、同じように明日が来ると思っちゃいけないんだ。

 

 

 

いったん、ブータンを離れ、ここでの活動もできなくなりますが、

撮りためていた写真がまだまだたくさんありますので、

またこの国についてブログでお伝えできればと思っています。

 

 

日本も刻々と状況が変化していることでしょう。

もうすぐ新年度。新しい生活に向けて準備している方もたくさんいらっしゃると思います。

皆様も新しい春に向け、どうかお体に気をつけてお過ごしくださいね。

 


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【学校】ちびっ子とぬり絵をやってみた

先日はテイストの異なる記事を投稿し、

ちょっと沈んでいましたが、

あたたかいコメント、応援のスター、

本当にありがとうございます。

たくさんの励ましをいただいたと同時に、

まだまだ課題はありますが、

もう少しやれることを自分のペースでやってみよう!と思えました。

 

 

ここは異国だという、どうしようもない事実。

適応しなければならないのは外国人である私。

 

 

 

 

cradle111.hatenablog.com

 


 

【学校】叱る、とは? に少し追記しましたので、

よろしければそちらもご覧ください。

 

 

 

さてさて!

今回はちびっ子とぬり絵をした話です。

やってみたのはclass PPと1(年長さんと小1に相当)のちびっ子たち。

かーなーりーのやんちゃ揃いですが、

なんとかかんとか座らせました。

 

ここはプリンターはありますがコピー機がありませんので、

わたしが白い紙にフェルトペンでかんたんな絵を何種類か描いて人数分準備。

 

絵を見せた瞬間に静かになりました笑

 

 

 

まず、好きなように色をぬります。

みんな、なかなか集中している様子。


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できたーーーーー!!

 


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おそろいを作る子たちも!


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次に、それをハサミで切る練習。

形を壊さず、線に沿って、、、

細かい部分はハサミではなく紙を動かすという、日本では当たり前に思えることも、

やって見せながら伝えてみました。

 


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線を無視して切るかなぁ、と心配しましたが、

意外と(?)上手に切ってくれました!

お見事です☆

 


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授業時間内ではここまで。

ハサミで切ったものを回収しました。

子どもたちのぬり絵した作品で、掲示物を作るためです。

 

 

 

ちびっこたちが帰ったあとの空き教室で作業。

レイアウトを考えながら、

横長の紙に貼りました。

 

 

途中で、『マダムなにやってるのー?』と

何人かの子どもが覗きに来て、

手伝う!と言ってくれたのでお願いすることに。

 

 

ペタペタ
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完成形がこちらです


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個性あふれる掲示物ができました!

今は、クラスの先生の許可を得て教室の壁に貼ってあります。

なんだか少し癒やされました!

 

 

そして、Class 2では、ちょっとアレンジして

想像力を膨らませることができるような絵を用意。

 

目と鼻だけ描いたもの、ヘビの形だけ描いたもの、雲2つだけ描いたもの、お花1つだけ描いたもの、を用意して

あとは自由にやってごらん!と投げてみました。


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うん、なかなかのできばえ。

やればできるじゃん!

 

この国では図工するとうまい子や見本のコピーばかり、

または人に頼んでやってもらうことばかりで

自分でやってみる、ということがなかなかできません。

だから、なんとかして考えさせたい、自分でやらせたいと思っています。

続けていけば想像力を鍛えられそうです。

 

 

 

 

引き続き、ちょっとずつ、

できることをやっていきます!