途上国ライフ

図工と体育と、ときどき英語。元公立中学校教諭、現途上国の小学校の先生。

【学校】叱る、とは? 

ちょっとモヤモヤしていることがあり、

聞いていただけたらうれしいです。

 

 

 

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これを見てくださっている、毎日子どもと頑張っておられる日本の先生方。

 

叱る、ってなんでしょう?

 

会社や職場で部下や後輩がいらっしゃる方、部活やサークル、同学科で後輩がいる学生さん、

そして子どもをもつお父さん、お母さん。

 

叱る、って、なんでしょう?

叱ることってとても難しいです。

 

 

 

 

 

このブログでも過去に何度か触れてきたのですが

私が今働いている学校では、先生たちは棒をもっていて、手の届く範囲に置いています。

なんなら、各教室に一本は棒が常備されています。

 

↓見えるでしょうか。

黒板の下に、棒が何本かあります。
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なぜなら、言うことを聞かない子どもたちを叩くため。

 

叩くと言っても、強い力で、というわけではなく、

棒の先っぽのほうで頭をぺしんと叩く感じです。

または、脚やおしりのあたりをぴしゃっと。

ときには棒ではなく平手で往復ビンタとかもあります。

体罰が認められているわけではありません。

 

 

私は、日本での経験があるし、

体罰では何も解決しないと思っているし、

なにより、信念とか考え方とかなんとかよりも、とにかく叩きたくない。

手を上げるのって、本当によくないと思うんです。

まして自分の子どもでもないのに。

(自分の子どもだったら、しつけの一環とかでどうしても、ってことは状況によってはあるかもしれません。でも決して体罰容認派ではありません。)

 

 

でも、ここの子どもたちからしたら、私は

「叩かない = 厳しくない」

ということらしいです。

今日も、Class PP(幼稚園年長程度)の子どもたちを相手に、

集団行動を指導するきっかけとして、体育の授業で「並ぶ」ということの徹底をしようと思い、

彼らを連れて外に出した瞬間に out of control   になりました。

 

まあ、そうなるかなあ、とはなんとなく思っていたのですが。

 

私がこっちで話す間に子どもはあっちに行く。私があっちに行く間にこっちで泣く。

現地語でまくし立てられるけれど半分以下しかわからない。

 

そうこう奮闘している間に、近くを通りかかった先生が見かねて助けてくれました。

棒とともに。

 

 

You should be strict, sometimes. と2回言われました。

私も時にはきつく言っています、

でも決して手は出しません。

 

いったん教室に戻して落ち着いてから、また並ばせに挑戦しようとして、

また同じことになって、違う先生が助けてくれたとき

 

They follow other teachers, but they don't follow you because you don't beat them.

 

と言われました。

 

どうやらここでは、叩くことが言うことを聞かせる唯一の方法のようです。

Beating is the only solution here... haha と言う先生もいます。

 

。。。。。。

 

わかってはいたのです。なんとなく。

先生たちだって、やたらめったら叩いているわけではなく、

最終手段として使っているということ。

 

 

でも、すごくモヤモヤしています。

ここではそれが当たり前のこと。

でも私は、この事実について考えてしまいます。

いくら考えても、状況が簡単に変わることはないことはわかっています。

むしろ、こっちが歩み寄るべきなのかもしれません。

 

相手を変えるより、自分を変えるほうが楽だから、

それを、ここでの暮らしで学んだからです。

 

長年してきたこと、されてきたことって、

習慣になっていて、なかなか変わりません。

初めは、体罰なんて!と思って、先生たちにやめるように言ったこともありましたが、

上記のような理由で今はあきらめています。

 

 

それでも、私は叩くことをせずに子どもと向き合っていこうと決めて、

ずっとそうしてきました。

やるとしても、棒をもち、かざし、叩くフリをするだけ。

でも彼らはもう、私は叩かない、とわかっているから、なめてかかってくることも。

小さい子たちはその傾向が顕著です。

 

解決方法がそれしかないなら、もう帰ろうかな、と思ってしまうくらい。

、、、弱音吐いてすみません。

 

 

 

叩きたくない。

叱るのも、最低限にしたい。

 

日本の中学校で働いていたときも、

叱るのは本当に必要だと思ったときだけにしていました。

ここぞ、というときだけ。

全体を叱ることもあったけれど、それよりも、問題ありだと思ったときに個々を呼ぶなどして個別に指導することのほうが多かったです。

萎縮させてもなんの意味もない、

それがいい、と思ってそうしてきたけれど

自分が叱ることが苦手だったからかもしれないなあ〜、、、

 

 

 

 

ここでは、水曜日以外毎朝朝会があります。


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朝会のときに全校の生徒にむけて

上級生が輪番でスピーチをする時間があります。

そのときも、スピーチのあとに、

先生がみんなの前でそのスピーチの講評、そして

良かったところと悪かったところを話します。

(悪かったところを多めに言う傾向あり)

それも、個人に対して言う、でいいんじゃないのかなぁ?と、いつも思います。

 

 

もちろん、叱る内容によってはたまには見せしめも必要だと思うし

基本的に叱ることは成長過程に必要だと考えています。

 

ダメなことはダメだと言う、

なぜダメなのか考える、

次はしないようにする、

人とのかかわりの中で、また学んでいく、、、

そうしてみんな大人になる。

 

 

経験の浅さから、正しいことと正しくないことが判別できない子どもたちを正しく導くのが先生の仕事のひとつなら、

その過程に棒はいらないんじゃないかな、

言葉で、姿勢で伝えないといけないんじゃないかな、

棒をもつ先生を見るたびに、そんな気持ちとたたかっています。

生活も環境も考え方も違う異国だとわかっているけれど。

 

 

 

ここでは言語の壁がある、ということを差し引いても、

日々低年齢の子どもを相手にしている仕事の方々は本当にすごいなぁ、と思います。

尊敬します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすぐ、ここでの生活も1年2ヶ月になります。

1年目は、喜怒哀楽の感情の変化がとても激しく、

そして間違いなく人生で一番きつい一年でした。

来たくて来ているのに、ぶち当たる壁の多さで帰りたくなることが多々ありました。

自分、全然できないじゃん。って、今までしてきたことや経験してきたことまで全部否定しそうになる日々でした。

 

 

でも、その生活の中で得たものや、そしてその葛藤それ自体も、

今までの、そしてこれからの人生の中では得難い、

とても貴重なものです。

というか、貴重なものにする!

自分で、する。

 

 

いつもとテイストの違う記事になってしまいました。

そしてまとまりがない。すみません。

読んでいただいてありがとうございます。

 

 

 

 

【追記】

先日、目に余る行動をする男の子がいたので、

全体のことを考えて、無視するわけにもいかず注意していたのですが、

それでも止まらないので、

つい棒でおしりを叩いてしまいました。

反射的な行動で、その瞬間、あっ!やってしまった、と後悔しましたが、

男の子は反省したのか席に戻り、

他の子も少し静かになりました。

 

その後、少し考えたのは、

私はブータン人の先生ではなく日本人の先生。

叩くスタイルを真似しようとしなくていいし、かといって、日本では叩かないからと、

頑なになっていてはいけないということ。

小さな頃からそうやって育ってきているなら、

やってはいけないことだとわかるのは、

叩かれたときだけなのだ、と。

 

 

異なる立場を生かしたアプローチを、もう一度考えないといけません。

なぜ、叩かないのか、しっかり伝える。

ふだん叩かない人が叩くなんてよほどだ、と思わせられたら儲けものです。

 

 

 

 

派遣されたときは、

なんでも吸収したい!柔軟にいたい!

と、思っていたはずなのに、

いつの間にか忘れてしまっていました。

 

 

言葉で臨機応変にというのは簡単ですが、

やってみるのはとても難しいなぁと感じています。

 

まだまだ、この件については試行錯誤、

紆余曲折がありそうです。

答えが出ることはないと思いますが、

これからも考えながら向き合っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

【仏教】午後の授業なし!チョルテンへ

ブータン王国

九州ほどの面積の国土に、約70万人が暮らす小さな小さな国。

この国における仏教徒の割合は、約97%、

仏教を感じない日なんて1日もありません。

その信仰具合は海よりも深い。

、、、海、ないけど。笑

 

 

だから、仏教行事のために、授業が急になくなることは日常茶飯事です。

はじめは毎度『え!ないの!子どもは?授業は?』って、びっくりしていたけれど、

1年過ぎるとさすがに慣れるものです。

 

 

『今日の午後は授業なしで、みんなでBlessing受けに行くから。』

『うん、わかったぁ!』

と、自然と答えられました。

 

 

私の住む村には立派なお寺があります。

そこにはラマがいるのですが、

そのラマにも、先生たちのように異動があるようです。

一つのお寺に、一人のラマがいるのが通例だそうです。

今回新しいラマが来るということで、

そのラマが村のチョルテン(仏塔)にてお経を唱え、お披露目をするからと、

村人たちはそれを聞くために集まりました。

私の学校の先生たち、生徒たちも参加!

 

 

会場へと続く道


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このゲートの先に、大きなチョルテンがあります
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この、風になびいているカラフルな旗は、ルンタという名前です。↓

旗の一枚一枚にお経が書かれていて、

それが風にはためくと、みんなに、お経が行き渡ると信じられています。

だからブータンでは神聖な場所をはじめとして、

いろんな場所にこのルンタがかかっています。


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中に入ると、人、人、人!


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はじめにティーをいただき、その後チョルテンの近くに移動して座ります。

ラマのお経を聞くためです。

チョルテンの拡大版はこんな感じです。
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メインのチョルテンの横にはテントが建てられていて、


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お供え物が並べてあります。

バナナ、りんご、すいかなどの果物や、

小麦粉で作られたお菓子など。

こちらは、お経のあとに、みんなに配られます。
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少しわかりづらいですが、

左端に座っている人々に対して

頭を触ったり何かを配ったりしている赤い服を着た人が、今回中心となっているラマです。↓

その前を歩いている赤い服の一行は、

ラマの仲間です。

 

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真ん中の方が、今回の中心人物、新しく村のお寺に来られたラマです。

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ラマ御一行は、このように村の人々の間をまわり、

頭を触ったりものを配ったりお米を投げたりしながら、

人々にBlessingを授けていきます。

 

 

 

 

 

 

さて、Blessingのあとは配給!↓

 

配給といっても、お供え物をみんなに届ける作業。

このためにみんなビニール袋を持ってきています。

このラマがBlessingしたお供え物をいただくことで、

自分の体にもラマのお経が行き渡ります。

嫌なもの、悪いものが体から出ていって、いいものが入ってくるように。

 

ちなみに配っているのは村の学校の生徒です。

 

イカ


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ザウ(お米を炒ったおせんべいのようなもの)


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りんご


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ツォ(いろんなものを混ぜて固めている、私も原材料が何かはわかりません笑)


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ケプタン(おせんべいのようなもの、でも油っぽいです)

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最後はちょっと早めのディナーまで配られました。

皆さんプレートもしっかり持参。

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おかずもどんどん乗せられて、最後はおなじみ、こんな感じになります

 

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ディナーをいただき終わったら、解散です。

おなかいっぱい、ごちそうさまでした。

お家に持って帰る分もたくさんいただきました。

 

知ってる人にも知らない人にも、なんでも分け合うここの文化、素敵です。

みんなにいいことがありますように。

 

 

 

【追記】

今朝コロナウイルスの感染がここでも確認されました。びっくりです。

(正確に言うと、ブータン人の感染者ではなくブータンを訪れていた外国人観光客の感染確認です)

今まで、仏教の力でなんとかコロナウイルスが国内に入らないようにとお祈りする姿を見てきた身としては、残念な思いです。

 

日本は休校になったり、イベントがなくなったり、どんな雰囲気かわかりませんが大変なことになっていると思います。

あらためて感染力の強さを思い知っています。

事態の一刻も早い収束を願っています。

みなさんもどうぞご自愛ください。

 

【日常つれづれ】ブータン東部デイリーライフ

今日ご紹介するのは、ごく普通のありふれた毎日の生活風景。

すべて私の住む村で撮りました。

 

まずはこちら↓をご覧ください。

【野生動物】


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人よりも動物が多いときがあります。

闊歩する牛に対してクラクションが鳴らされることもしばしば。

牛の親子に癒やされたり、

草をむしゃむしゃと食べる音に不思議なかわいさを感じたり。


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↑これ、通学路です


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↑学校の敷地の中にもいーっぱい。

 

 

しかし!気をつけなければならないのは足元です。

道路は基本的に牛のう○ちだらけです。

下を見ながら歩かないと確実に踏みます。

歩きスマホは厳禁です。笑

 


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乾いているものなら、まだいいんですが、

新しいものは、ね、、、笑

あとはご想像におまかせ。

 

 

【ドライチリ袋詰め】


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これらは売り物になります。

商店の皆さまが1キロずつ詰めています。

1キロ280ニュルタム(460円相当)だそうです。

 

 

【アラ 〜ブータンのお酒〜】

日本で言う日本酒のようなかんじで、

あたためるときはまず油でジューっと卵を炒め、

そこにアラを加えます。

だから黄色くなります!

アラゴンドーと言います。

ゴンドーはゾンカ語で卵の意味です。


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あたためずにそのまま飲むこともあります。

家庭によってアラの味やアルコールの強さは違いますが、

アラは基本的にけっこう強めなのです。

私はブータンではお酒を買って家で飲むことはないのですが、

誰かの家に行くと必ずいただくことになります。

連続で何日も飲むと肝機能が落ちる気がします。笑

 

お酒はほどほどに、ですね!

 

 

【謎のたべもの】

これはなんでしょう?

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お芋ではありませんよ〜

 

ラウンドアップル、といいます!

そう、りんごです。

名前の通り木になるのではなく地中から掘るりんごです。

見た感じどう見てもお芋なのですが、

かじってみるとみずみずしい!

水分がジュワッと出てきます。

そしてほのかに甘いです。

 

 

続いてはこちら。なーんだ?
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モチモチしていました。

タピオカだそうです!

 

 

ブータン流暖房】

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ボカリ、と呼んでいます。

薪ストーブのようなものです。

とってもあったかい!

冬はこれを使って家族みんなで温まりながら過ごしています。

しっかり排気口もあるので安心です。

 

 

 

【奥様たちの得意技】


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ブータンの伝統衣装は、奥様たちによって支えられています。

もちろん機械織りもあるのですが、

人の手によって織られたものは機械織りよりも高いです。

↑こちらはキラを織っているところ。

とっても時間がかかりますが、

村の奥様たちはほとんどお家でこのように織って、売ったり、それを旦那さんや子どもが着たり、自分で着たりしています。

こんな地道な、細やかな作業、私にはできそうもありません。尊敬です。

 

【リサイクルプレート】


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食べ終わったあとの写真ですみません。

このお皿は、バナナの木の皮でできているそうです。

使ったらそのまま捨てるか、または洗って再利用。

けっこう丈夫でした!

他のリサイクルとしては、広告や雑誌、新聞の紙で編んだかごバッグがあります。

 

 

 

最後に、【ブータン飯特集】

すべて村人のお宅や先生のお宅、外でいただいたものです!笑


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↑緑はチリ、唐辛子です。


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↑左はドライフィッシュ、右はレッドチリ。油であげてあります


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↑ローカルチーズの油煮込み


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↑学校に新しく来た先生へのウェルカムディナー!

ブータンでは、みんなで集まってご飯を食べるとき、

このように作ったお鍋ごと置いて、

端っこから並んで自分の分をプレートにとっていきます。


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↑最終的にはこんな感じです。

私はこれくらいにしていますが、

みなさんのプレートはお米が山盛りです!

 


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↑こちらは同僚の先生のお誕生日会に呼ばれたときのもの。

見事にどのおかずにもレッドチリが入っています。

ブータンを感じずにはいられない!笑

チリがないと味が感じられないんだそうです。

 

 

まとまりがなくなってしまいましたが

日常のご紹介でした。

 

 

もうすぐ3月なのにまだまだ寒いなぁと思ったら

向こうの山のてっぺんには雪が。

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今日も元気です!

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

【仏教】みんなこぞって〜仏教のお祭り〜

金曜日の学校終わり。

 

ランジュン(地名、私の住む村の隣の山) 行く?と

同僚の先生から電話がありました。

行ったことがない場所に行くのが好きな私は

即決で行く!と答え、連れて行ってもらうことに。

車で1時間くらいの場所です。

どうやら一年に一度の仏教のお祭りをしているようです。


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僧院がライトアップされていました。

カラフルな旗は、お祝い事の証拠です。


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到着したときには、建物の中は人がいーっぱいで入れませんでした。

だから、↑このように建物の外に座ります。

みんな、このために段ボールやビニールシートを準備してきています。

私も座らせてもらいました。


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↑このオレンジのユニフォームの方々は、

地元のボランティアです。

隊列指示、ごみ拾い、案内役など平和と安全を守るための活動をしています。

大人だけではなく、学生もいます。

普段は皆さんそれぞれの仕事をしていますが、

何か大きなイベントがあると、自主的にこの役割を買って出ています。

日本でいう消防団のようなものでしょうか。

 

 

 


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うーん、中の様子、見えそうで見えない!

 

中ではリンポチェと呼ばれる仏教の偉い先生が中でお経を唱えたり、

マスクダンスが行われたりしていたそうです。

ひと通り終わったら、リンポチェが外に出てきて、米粒を大衆みんなに向かって投げながら僧院の建物を3周します。

 

その米粒が座っている私たちに降りかかることで、

私たちは恩恵を受け、体についた悪いものが流れ、守られる、ということだそうです。

お祓いのような感じでしょうか。

 

 

 

リンポチェが中に入ると、今度は私たちが建物の周りを3周する番です。


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僧院の正面入口。

バナーがありました。

 


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入口横には、中に入れない人のために、

スクリーンが用意されていました。

これで、外に座っていても中の様子がわかります。

といっても、この面のみですが、、、

 

 

 

僧院の近くにはチョルテン。
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いくつも並んでいます。

普通は1つしかありませんが、

たまにこのように並んでたっている場所があります。

ブータンでは、チョルテンがあるとそこを時計回りに3周回るのが慣習です。

そうすると、いいことがある、悪いものから守られると信じられています。

 

 

さぁ、次は小腹がすいたのでご飯です。

近くに、一時的に出店広場のようなものがあります。


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食べ物、賭け事、日用品売り場などさまざまです。

中央に見える建物は僧院のライトアップです。

 

 

 

 

こちらは飲食店ブース


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こちらは日用品ブース


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いかにもお祭り!という感じですよね。

 

飲食店ブースでモモ(ブータン流餃子)を

いただいて、家に帰りました。

 

お祭りへの参加は久しぶりでしたが、

楽しかったです!

そして同時にこの国の仏教事情について、

毎回考えさせられます。

答えは出ないけれど。

 

ブータンは国民の97%が仏教を信じているという、

比率的にはとんでもなく高い仏教国。

そしてみんな、みんな、知識が深い!!

私が1質問すると10答えてくれます。

基本的におしゃべりが好きなので、

止めなければ仏教について30分、いや1時間くらいしゃべり続けます。

それだけ話せるって、すごいですよね!

 

またひとつ大切な経験をさせてもらいました。

 

同僚の先生、ありがとうございます!

 

 

【学校】ブータン人から学ぶ優しさ、人とのかかわり

先日、私の学校でhouse divisionがありました。

私の学校にはhouseが4つあります。

(だいたいどこの学校でもhouseの数は4つです。生徒数が多いところは、8つということもあります。)


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四隅に固まっている子どもたち。

真ん中に立っている先生たちが

子どもたちを4つのhouseに振り分けていきます。

 

 

そして、子どもたちの振り分けのあと、先生たちがくじ引きをして、

どのhouseを担当するのかを決めます。


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これから11月までの約1年間、このhouseは固定です。

 

 

 

、、、と言っても、house=家、ということではありません。

なんのことか想像がつくでしょうか?

 

 

 

もう少し説明を続けます。

 

 

 

それぞれのhouseにはhouse captainがいて、

最高学年のClass 6(小学6年生相当)からひとりずつ選ばれています。


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ブータン流の『前ならえ』です!

朝会の整列は、このようにhouseごとに背の順です。

ここには写っていませんが、前述のhouse captainが整列を指示したり、

下級生の補助をしたりします。

 

 

このhouseでどのようなことをするのかと言うと、

 

·朝の清掃

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houseごとに清掃場所が割り当てられています。

ホウキがなければ、こうして枝と葉っぱで掃く!

なかなかの知恵ですよね。

 

 

 

あと、写真はありませんが、

 

·コンペティション

(英語の単語読み書き大会、国語であるゾンカ語の音読大会など)

 

·バレーボールやバスケットボールのhouse match

(トーナメントを組み、houseごと、学年ごとに戦う)

 

などがあります。

 

 

、、、そう、正解は、houseとは日本の小学校で言う学年たてわり班のようなものです。

 

上級生は下級生の面倒を見て、引っ張る。

下級生は、上級生から学ぶ。

 

そんな仕組みが、ここブータンでもあります!

 

ブータンでは、上級生は、日本以上に下級生の面倒をよく見ていると思います。

その接し方はまるで全員が自分の弟や妹であるかのように。

実際、下級生が上級生を呼ぶときは、

自分よりも相手の学年が上だった場合、

名前ではなくゾンカ語のお兄ちゃん、お姉ちゃんという意味のアタ、アナと呼んで慕っています。

 

 

登校中に下級生を見たら、手を引いて一緒に行く。

休み時間は一緒に遊ぶ。

勉強を教えてあげる。

トイレに連れて行ってあげる。

手が汚れていたら一緒に水道まで行って洗ってあげる。

 

などなど。

 

 

たまに言うことを聞かない下級生に棒を振りかざしているのを見ると、なんとも言えない気持ちになってしまいますが。

こればかりは文化の違い。私が口を出したところで変わりません。

(過去に改善しようとしましたが変わらず、諦めました)

 

そして新年度ということもあり転入生が何人かいましたが、

打ち解けっぷりが半端ない。

あれ?去年もいたっけ?と思うくらいです。

仲良くなるのが超早い!

日本にいると、転校する場合は新しい学校に馴染めるか、心配すると思いますが、

ここでは心配御無用です。

 

 

別の記事でも触れたことがありますが、

ブータンでは親子、祖父母だけでなく、

いとこや、両親の兄弟姉妹の子どもまでが

同じ屋根の下で暮らすことがよくあります。

 

そして、家どうしの行き来も頻繁です。

 

帰ったらお友達が家にいた、とか、

アポなしで訪問してもめちゃめちゃウェルカム、ご飯食べていきな〜、とか、

うちに来い来いと言われる、とか。

 

それだけ、人とのつながりが濃いのです。

 

だから、子どもたちも小さな頃からそれが当たり前だから、

自然と人に優しくできるし、

小さい子のお世話も進んでできる。

 

 

 

日本も昔はこうだったのかな。

今は一人暮らしだと隣の人の顔も知らないなんてこともあるもんなぁ。

 

私はアポなしで家に来られたらびっくりしてしまいます。

せっかくのゆっくりできるお休みなのに〜、、、と思ってしまうこともしばしば。

 

だから、誰かのおうちにお邪魔するときは前もって都合を聞いているけれど、

『お家に行きたいんだけど、いつなら行っていい?』と聞くと、だいたい

『いつでもいいよ!』と言われます。笑

 

そしてほんとに適当にふら〜っと行くけれど、

めちゃめちゃもてなしてくれます。

 

すごい。ブータン!

 

この感覚、みなさんは、どうでしょうか?

 

 

 

 

ここでは、人の優しさが身にしみます。

それは仏教の影響も大きいと思います。

彼らは見返りなんてこれっぽっちも求めてない。

自然とやっているし、それが当たり前だから。

たとえばこないだごちそうになったから、

日本のお茶をお返しに持っていくと、

『もぉ〜そんなのいいの!!』と言われます。

 

前も触れましたが、なにかしてもらったときにお礼を言うと、『君はありがとうを言い過ぎ』とも。。。

 

 

溢れんばかりの優しさを、

進んで助ける姿勢を、

私も見習わなくては。

 

 

日本に帰ってから、外国の方(に限らず誰か)がもし困っていたら、

ここで受けた分お返ししなくてはなぁ、と思います。

それが恩送りになると信じて!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【お出かけ】私史上最高のホテル♡ ブータン東部へお越しの際はぜひ!



先日、首都から任地まで戻る際に

初めて使ったタシガン県のホテル。

 

首都からは2泊しながら戻ります。

1泊目はブムタン県(下の地図ではジャカール)、2泊目はモンガル県のお友達のお家、というのがここ最近の移動の際はお決まりのパターンでした。


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※地図はネットから拝借しました

 

タシガン県は私の任地があるところです。

車もないし、わざわざタシガンに泊まることなどなかったのですが、

今回事務所からの指定で初めて泊まりました!

 

 

 

 

 

中に入ってびっくり!

ブータン史上最高のきれいさ、広さでした。

 

 

 

 

 

 

「灯台下暗し」だと思いました。

車がないしタクシーも走っていないから移動手段がないと思い、

街にもあまり出ずにいましたが、

もうちょっと探検してみる価値があるかもしれません!

自分が住んでいる県なのだから。

 

 

今回ご紹介するのは

 

Druk Deothjung Hotel, Trashigang, Bhutan 

 

 

 

 

では、見ていきましょう!

 

 

 

☆エントランス

 

自動ドアの上にはしっかり仏陀がいらっしゃいます。

早速ブータンらしさを感じます。

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☆レセプション

 

うん、きれい!そして横に広い!

 

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☆ロビー


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ロビーと書かれた廊下を進むと、両手に部屋が2つずつありました。

受付を済ませると、ここに通されてお茶を出してくれました。

きっと、ウェルカムティーや会議に使われる場所なのでしょう。


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☆レストラン(ダイニングホール)


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朝食や夕食を食べる場所。

ごはんは、ホテルで食べたければ基本的にはチェックインの際にオーダーします。

宿泊者数が多いときにはビュッフェ形式になることもあるようですが、

この日は私達含め2組だけの利用でしたので、

オーダーしたお料理をいただきました。

 

 

 

 

☆バー


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いい雰囲気です!

メニューは見なかったのですが、

カクテルもいただけるのかなぁ!

 

 

ちなみにブータンの庶民的アルコールはこんな感じです。↓


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左からウイスキー、ピーチワイン、ビール。

ビールは、主にこの赤い11000と青いラガーがあります。

私はラガーのほうが好きです!

 

 

 

☆階段、ホール

 


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どこに行っても歴代キング、今のキングのお写真。

 


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彫刻がひとつひとつ本当に立派!!

ブータンの建物にはだいたいこういう彫刻があるから、

建てるのにどれくらい手間がかかっているんだろう?

と、いつも心配してしまいます。


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階段も高級感があります。

 

 

 

☆客室


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これ、一応シングルルームです。

写真では伝わりにくいですが、ひ、ひ、広い!!!

入った瞬間、ひゃー!と同期と悲鳴を上げちゃいました。

私たち、ボランティアだし、こんな広いところに泊まれたことなかったので。笑

 

 

さらにびっくりだったのがバスルーム。



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左手前はトイレ。

中央左にシャワーヘッド。

奥にバスタブ。

ひろーーーーーーーい!!!

また、ひゃーー!と言ってしまったのは言うまでもありません。笑

 


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お部屋の壁には『マニ車』が描かれていました。

マニ車は、ブータン国内どこでも見ることができます。

本当に、至るところにあります。

 

 


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↑こちらは本物のマニ車。

マニ車にはチベットの言葉でお経が書いてあり、

マニ車を時計回りに回していくと、

お経を唱えたと同じだけの効果があると言われています。

 

 

学校にもあります!


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↑ 奥に2つ。見えるでしょうか?

 

 

お部屋にマニ車が描かれていると、なにかいいことが起こりそうです!

 

 

宿泊料金は

シングルルーム、1泊1,950ニュルタ厶〜

        (日本円3,160円相当)

ダブルルーム、1泊1,800ニュルタム〜

       (日本円2,880円相当)

 

 

となっています。

 

ブータンの観光シーズンは秋、10-11月ですので、

その頃は少し値段が上がるかもしれません。

でも、お手頃ですよね。

 

 

残念ながら外観の写真を撮り忘れてしまいましたが、

このホテルはタシガン中心部の街から車で10分ほど上がった場所にありますので、

とっても景色がきれいに見えます!

View pointとしても知られています。

 

欧米からの観光客の方が泊まっていたり、

商談や会議で使われていたりするのを見ました。

 

観光客向けのホテルなので、

ブータン人の方が泊まっていることはあまりないようです。

 

ブータン人の方が移動のときに泊まるホテルは、

日本で言うカプセルホテルのようなもので、

安いところだと素泊まり1泊250ニュルタム(日本円400円相当)、

ふつうのところでも600ニュルタム(日本円900円相当)が相場です。

 

 

それを考えたら、ここは地元の方がかんたんに泊まれるような場所ではないのかもしれません。

 

 

日本のクオリティからすると、

これくらい大したことないのかも、、、

でも、ブータンでは、

この値段でこのクオリティとなるとかなりレベルが高いです!!!

この感動を、みなさんに伝えたい!!!笑

 

 

ここは、来るまでがとても大変な場所ですが、

東部へお越しの際はぜひ!!

まちがいなくタシガンでは1番です。

 

 

道路状況や車問題を含め、移動がとても大変なので、

出張やプログラムへの参加、上京以外では

任地に引きこもりがちでしたが、

国内を普通に旅行するのもありかもなぁ、と思った経験でした。

 

また、ブータン国内で素敵なホテルを見つけたらアップしたいと思います。

 

 

以上、ブータン東部タシガン県の

Druk Deothjung Hotel でした!

 

いつも読んでいただきありがとうございます♡

 

 



 

【学校】ざい~!な、新学期初日

12月からの冬休みが終わり、今日から新年度スタートです!

学校再開に合わせて、私も

首都でのドミトリー生活から2泊3日かけて任地に戻りました。

初めはただただ長いと思ったこの移動も、今では何とも思わなくなっています。笑

 

 

昨日、校長先生や仲良くしてくれた先生に

「戻りました!明日から学校でまたよろしくお願いします!」と

メッセージを送って、いざ出陣。

 

 

冬休み前、いつも学校に行くのは8時くらいだったので、

今日もそれくらいの時間に着くように家を出ました。

寮生の子どもたちが戻ってくるのは明々後日とのことで、

学校までの道も、村も、しーんと静まり返っています。

新年度だから、ミーティングでもあるのかなあ、と思いながら学校へ。

 

 

ところが!

下のキャンパス(小学校、私がメインで活動している)の

職員室がある建物は鍵がかかっています。

誰もいない。

 

 

。。。ん?あれ?今日からだよね?

もしかして、初日だから上のキャンバス(中・高)にみんないるのかも!

 

 

上に移動(徒歩15分)

 

 

やはり静まり返っている。

 

そこで、用務員さんに遭遇!

ほっとして、「クズザンポー!久しぶり、元気だった?」とあいさつし

知っている限りの現地語とジェスチャーで「今日は何があるの?」と質問。

 

「ミーティングだよ。9:30からだよ」

 

え~。だから人の気配がないのか~。

メッセージしたときに教えてよぉ。という気持ちを飲み込み、

じゃあ時間までおしゃべりしていよう!と切り替え。

 

異動で新しく来ていた先生がいたので、あいさつとおしゃべり。

 

 

そこで、上の校長先生が登場。

「あと一年、今年もよろしくお願いします」とあいさつ。

 

校長「ところで君は今年は下のキャンパスで活動するんだよね?」

私 「はい、冬休み前に話し合った通り、そのつもりです。

   でも、いったん下の校長先生に確認してみます。」

  「今日は上の先生も下の先生もみんなここでミーティングなんですよね?」

校長「下のことはわからないよ。今年から完全に上下が分離しているからね」

私 「わかりました、ではいったん下に行ってみます。」

 

 

ふたたび下に移動。

 

 

このときは先生たちが数名来ていました。

例の通りあいさつをしたら、

「今日はやることが何もないよ、帰っていいよ」と。

 

え~!! ざい~!!(←驚きを表す感嘆詞。まじ? みたいな感じ)

 

入学の手続きに来る親子が何組かいて、

その対応をしてはいたけれど、

基本的にはイスを外に出してひなたぼっことおしゃべり。


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「日本に帰っていたんだよね。コロナウイルス持って帰ってきてないよね?」

なんて言われました。笑

その前にこっちに戻ってきてるから大丈夫です!!

 

こんな日でも、しっかりティータイムはありました。笑

全然働いていないのにティー飲んでいいのかな。

そう思ってしまう日本人の私。

 

 

 

ためしに「授業はいつから始まるの?」と聞いてみたら、

「たぶん3月だよ~。毎年そんな感じだから。」

 

え~!! ざい~!!(その②)

 

そうだ。2月下旬にキングのお誕生日があるのです。

去年も、赴任直後にお祝いの行事があったなあ。

歌とダンスをしていたなあ。

きっと、2月いっぱいはそれに向けて練習するのでしょう。

 

「授業は、2月からやっても3月からやってもどうせシラバス終わらないからw」

 

まじ。。。

では、この1か月は、私は何をしたらいいんだ!???

先生たちはいったい何をするんだろう!???

これでもお給料はもらっているんだよね!???

 

 

 

 

今日下の校長先生から言われたこと。

 

「子どもが来るのは明々後日だから、それまでは来なくてもいいよ。

 来たかったら、明日は9時くらいに来たらいいよ。」

 

→ 時間の使い方について考えさせられます。

  本当にすることがないから、家で勉強したり、授業準備したりしたほうが

  有意義ではないか。

 

 

「今年は君は上のキャンパスに行ったほうがいいと思うよ。

 下のキャンパスで授業するのは退屈でしょ。」

 

→ いやいや大変だけれど退屈ではない!

  それじゃ私が冬休み前にしてきた図工と体育の種まきが無駄になってしまう! 

  以前話し合いをしたように、私は今年も下でやりたい、と伝えました。

 

 

午後は、水道管の工事の人が来るから待機しているようにと

昨日大家さんから言われていたので、

学校に行かずに家で待機。

 

 

しかし、待てど暮らせど来ない。

 

 

。。。

 

 

『ま~、そうだよね~、こんなもんだよね~』

 

 

と、開き直る私。

 

 

 

 

いろいろびっくりすることがあった初日。

でも、こんなもんだと、で~んと構えられた自分を褒めてあげたい。笑

これが、新しい価値観、そう、去年1年で得た財産なのかもしれません。

 

 

何がいい、何が悪い、という話ではないのです。

ただ、違うだけ。

 

 

 

この国のこんなのんびりしているところも、ちょっと好きになってきてる。

 

違いを知る。違いを認める。違いを受け止める。

 

それができたら、今より少し、ステキな世界になるのかも!!♡