新年度になりました。
進級、入学、おめでとうございます!
コロナウイルスの影響で、自粛、自粛、、、
うんざりの方も多いかと思います。
でも、ここが踏ん張りどき!
いろいろ思うことはありますが、それぞれにできることをしていくしかないですよね。
今、ブータンではすべての学校が休校中です。
聞いたところによると、国王様の強いリーダーシップのもとで、
インターネットを使ったe-learningのシステ厶が急ピッチで整備されているそうです。
もちろん、地方は日本よりもかなり地方です。
つまり首都と地方では生活レベルに差があります。
インターネットの普及率も地域によって、家庭によって、大きく異なります。
全員がそのシステムで学習できないのではないか?という疑問が生じますが、
そんなことよりも、やれることをやる!のだそうです。
すごい! と思いました。そして、対応が早い!!
ブータン、頑張ってる!!
「日本のものは世界一だよね!すばらしい!」
って、ブータンの人はよく褒めてくれます。
親日だから、というのもあるかもしれませんが、たくさんその言葉を聞きます。
これだけの技術・産業をもっている日本、
もっと、できることあるのではないかなあ???
今の自分にできることは、とにかく自宅にいること。
そのうえで、私も、自宅でできることを探します。
前置きが長くなりました。
では、ここからはブータンの見どころをご紹介していきたいと思います。
今回は、ドチュ・ラ周辺!
※ラ = 山、峠
ブータンは、山の国。
移動のときは、山をぬって、上ったり下ったりしながら、ぐねぐね、がたがた進みます。
その行程で、何度か峠を越えます。
上っているなあと思ったら、峠を越えて、下りに入っています。
ブータンには、ラ(峠)が7つ。
大きな街、主要都市の間にはだいたい ラ があって、交通の難所としても知られています。
その中でいちばん有名かつ交通量が多いのが、
ティンプーとプナカの間のドチュ・ラです。
首都ティンプーから車で30分という、アクセスのよさ!
そして、ティンプーから東方面に移動するとなると、必ず越えることになる場所だからです。
ドチュ・ラには、108のチョルテン(仏塔)が建っています。
ブータンの山々、そして仏教モニュメントのコンビネーションで、
ザ・ブータン!という写真がとれるので、
観光客の方もたくさん訪れています。
私も何度も訪れているし、移動のたびに通っているので、毎回空の色が違います!
曇りの日も、山にかかる雲の感じが違うし、快晴のときはやっぱりきれいです。
毎回、違う景色を見せてくれる場所です。
チョルテン密集地帯から少し離れたところには、
外国人観光客向けのおしゃれなカフェもあります。
中からも、チョルテンがしっかり見えます!
コーヒーは少しお高めでした。
昨年12月、このドチュ・ラで1年に1回のツェチュ(=仏教のお祭り)が行われていました。
ツェチュについてはこちら↓
ブータン人は、普段から伝統衣装のゴ(男性用)とキラ(女性用)を着ますが、
ツェチュのときは刺繍の細かな、カラフルな、スペシャルなものを着ます。値段もべらぼうに高いです。
(普段着ているものは、もっとシンプルです。)
見てください!このゴージャスな刺繍!
女性が肩から掛けている赤いものは、ラチュといって、肩からかけることで尊敬の意を表します。
右のほうに立っている男性たちが着ているのがゴです。
ツェチュを見に来ているお客さんもたーくさん!
はじめに、何かよくわかりませんが、儀式のようなものが開かれていました。
マスクの踊り子たちは、たまに観衆の間にやってきて、
小さい子どもにちょっかいを出します。
なまはげみたいですね!!!
はじめの儀式が終わったら、マスクをつけた踊り子たちが、舞います。
仏教の世界観を表現していると思われます。
12月の標高3,100m地点で上半身裸!踊りとはいえ、すごすぎる!
ドチュ・ラの見どころをもうひとつ!
チョルテンの密集地帯から3分程度歩いたところに、山道の入り口があります。
2時間かからないくらいののぼり道。ここを登っていくとお寺があります。
看板にもある通り、ドチュ・ラは標高およそ3,100m、のぼった先のお寺はおよそ3,500m。
何度か私の記事を読んでくださっている方にはおなじみかもしれませんが、
カラフルな旗、ルンタがたくさんかけられています。
のぼってのぼって
道中にはヤクが!もちろん野生!
さらにのぼってのぼって
見たことのない鳥にも出会えます!
さらにさらにのぼってのぼって、のぼること1時間半。
頂上のお寺!つきました!
これは曇りの日。景色が全っ然見えなくて。。。
だから別の日にリベンジしました!すると・・・
きれーーーーーーい!!!
頂上で食べたおにぎりは格別でした。
このドチュ・ラ、ただの峠ではなく、ブータンの主要観光スポット。
ツェチュに合わせて訪れる欧米の観光客の方も少なくありません。
標高が高いからのぼるのは大変だけれど、
山のきれいな空気、きれいな景色に心が癒されます。
私は高いところが好きなのですが、
高いところから見える景色はとてもきれいで、いつまででも見ていられます。
自分がとてもちっぽけに思えるというか。
ふぅ~、って一息ついて、またがんばろ、って思えるというか。
まだまだ自粛が続きますが、コロナが落ち着いてからやりたいことの計画を今からたてておくのも楽しいかもしれませんね!
この写真たちが少しでもみなさんの癒しになっていればうれしいです♪