【お出かけ】手つかずの自然が残る、ブータンのど真ん中・美しい場所
前回の記事からまた一か月たってしまいました。
一日一日は長く感じるけれど、でもふと振り返ってみると、
もうすぐブータンに来てから半年がたちます。
そう考えると、早い。
6月末に、ボランティアの総会があり、活動についての意見交換をしたり、
先輩隊員さんの帰国前の最終報告発表を聞いたりしました。
今、ブータンの学校は夏休み。総会に参加するため、という理由もありますが、
夏休みなので私は首都にあがり、首都の学校をまわったり、
ワークショップの準備をしたりしています。
さて、先週、ブータンの真ん中「ポブジカ」という場所に行ってきました。
同期隊員が働いている場所でもあります。
手つかずの雄大な自然、湿地が広がり、冬にはオグロヅルが飛来する、ブータンの観光地です。
案内してもらいながら、お寺を見たり、学校を見たり、ハイキングをしたり。
地元の方のおうちにホームステイもさせてもらいました。
天気に恵まれ、ここにいる間は毎日2万歩くらい歩いたかなあ。
今は夏だから、緑がとてもきれいです。見てください、この景色!!
冬にはこの色が変わり、この湿地にオグロヅルが来るそうです。
そして、とっても寒いんだそうです。
こんな場所に立つと、いろんなことがどうでもよく思えてしまいます。笑
仕事をやめた意味。ブータンに来た意味。この国で自分にできることは何だろう。……
決断したときは、自分の中に確固たる理由があったのに、
この国に来て生活するようになってから、その理由や目的、意味を見失いそうになることばかりでした。
だけど、そんなことがどうでもよくなるくらい素敵な景色をたくさん見ることができました。
そして、行ってみて気づいたのは、この場所は、他の場所以上に人があたたかいということ。
基本的に、この国の人々はみんなとてもやさしくて、親切です。
外国人、日本人である私たちのことを気遣ってくれます。
でもここは、期待以上でした。
すれ違う人に「クズザンポー(こんにちは)」というと、
とっても素敵な、クシャっとした笑顔で「クズザンポー」と返してくれ、
なんだかあったかい気持ちになりました。
全然知らない人だけれど、たまたま道で会った親子連れと遊んだり。
たまたま入った小さな商店で、マダムとお話したら、家に招待してもらえて
お茶をごちそうになったり。
(奥はクラッカー。右手前はザウといい、お米でできていておせんべいのような食感。
ビスケットまたはクラッカーがお茶菓子で、ザウはそのまま食べたりティーに浮かべたりします。
左手前はスジャ(塩バターティー)。最初はこれが飲めなかった…
ガジャ(紅茶に砂糖とミルクをたっぷり入れたもの)もよく飲まれています。
地元の人のおうちに行くと、だいたいこんな感じで私たちをもてなしてくれます。)
知らない人でも、だれでも話しかけちゃう。赤ちゃんたちと遊んじゃう。
「同じことが、日本でできるかなあ、いや、できないよなあ」
と、よく考えます。
それくらい、人があたたかいということなのでしょう。
またひとつ、ブータンのいいところを見つけました。
ここは観光地ですが、首都からは車で4~5時間かかります。
観光地だから、ブータンでは信じられないようなクオリティーのホテルもあります。
もっと、知名度があがって、たくさんの人に来てもらえたらいいなと思いました。
次は冬、また違う景色を見るために、同期と行きたいなあと思っています。